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【ネタバレ】東野圭吾 赤い指 感想文

※ネタバレを存分に含みます。

「赤い指」読了。
いやぁ〜終始ムナクソでしたね。
僕の中で、昭夫・八重子夫妻のクズっぷりは、「私が彼を殺した」の穂高誠を超えました。
東野圭吾作品の中でも1番のクズじゃないかな。
ずっとイライラしながら読んでいました。
昭夫は普段から当事者意識が欠如してうえに、いざという場面で死体遺棄+母親を犯人にでっちあげるというダメっぷり。
結局は自分のことしか考えない八重子。
このような人間にはなりたくないなと心から思います。

小説を読み進めていく中で、東野圭吾先生の作風的に犯人は実は八重子なのではないかというメタ推理をしながら読んでいました。
昭夫は殺人の現場を目撃しているわけではないので、どんでん返しがあるとすれば八重子犯人の線かなと思ったのです。
が、どんでん返しはおばあちゃんの方でしたね。
ただちょっと無理があるような気もしました。
実は認知症じゃなかった、で家族はそれに気づかなかった、そんなことありえますかね?いや、昭夫と八重子なら気づかないか…。

最後の最後、加賀の父隆正と将棋を指していたのは看護師の金森さんではなく加賀だった、という判明するシーンだけがよかったです。
他は99%ムナクソ小説でした。

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