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「スポーツ」note

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スポーツに関するnoteをまとめています。 (原則的には私が書いた記事) スポーツは「体現」という意味でもクリエイトと共通部分があると考えます。様々な場面でも応用できるでしょう… もっと読む
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2017年12月の記事一覧

施設の課題:現場視点から

専門である陸上競技中長距離視点からお話を書きます。 もちろん、短距離、フィールドはもっと厳しい環境であることも承知していますが、ここはあくまで中距離、駅伝、マラソンをメインに考えてください。 マラソン、箱根駅伝を中心に日本の長距離は恵まれた環境にあります。 実業団があり、大学支援があり、高校でも支援が結構あったりします。 ここまででも十分感謝すべきことではあります。 しかし、実際に世界と戦うためには出来ればもっともっと盛り上がり、支援や投資が進み、産学連携なども含めた強化

インタビュー

様々な形式があると思います。 一番イメージ出来るのが対面型。 街角インタビューでもいいですし、スポーツに関するインタビューもこういう形式が多いです。利点はインタビュアの表情と、受け手の言語以外の部分も伝わってくるところ。 また、リアルタイム性も良い部分かもしれません。 他にも電話インタビューなどもあります。 これはある程度ヒトとヒトとの呼吸のようなものがあって、 上手いことはまれば良いモノが出来ると思います。 どちらかというと、聞き手の能力が大きく作用すると思います

同期、同世代の活躍

一般的には「同期」って、会社などでは同じタイミングで入った人。学校で言えば「同学年」や部活の「同期」などがイメージ出来るでしょうか? これに加え、競技スポーツにおける「同期」と言えば、同じ年(学年)で活動、活躍している人を指す場合が多いと思います。 大学間や、実業団などの垣根はあまり関係がないんですよね。 そんな「同期」ですが、先ずは身近な同期、「箱根駅伝」に絡んだ同期が思い浮かびます。(写真は大学4年次『箱根駅伝2002』陸上競技マガジン12月増刊号:筆者は左手前)

アンバサダー契約について調べてみた

最近よく見掛けるこのアンバサダー契約。これは一体どんな契約なのでしょうか?調べてみました。先ずはアンバサダーから。 「大使」「使節」としか載っていません。wikipedhiaにはこう書かれています。 スポーツ団体等における、当該団体並びに種目の普及に努める人物に与えられる肩書き 転じて考えれば、どこかの会社やチーム、自治体(観光大使ともいう)でその任にあたる契約をした人でしょうか。 言葉そのものを見掛けたことがない!という人こちら石川選手×シスコから最初の試みとして、

経済誌、ビジネス誌、サイト

世に沢山ある経済雑誌、ビジネス雑誌、サイトですが、どこから手を付ければ良いか迷いますよね。(特に高校生、大学生くらいだと) かといって、一切読んだこともなけれあ、見たこともないのでは少々辛い。 ちょっと難しいかも? と思ったりするかもしれませんが、案外興味を惹かれる記事も掲載されていたりします。 例えばこれ(思い切り宣伝です(笑)) 週刊エコノミスト2017.12.19号(12.11発売) (ヘッダー画像は目次です:自分の名前が薄くしか見えない・・・) 神屋が寄稿し

「神保町」の威力:自分が表紙の雑誌を3点発見!

東京にある「神保町」。書店、古書店がずらっと並ぶ「本の町」です。学生時代は歴史学科だったので、色々資料や史料になるものを探しにいきました。 東洋史専攻だったので特に中国関係の本を探しに圧倒的に強い「東方書店」さんに何度かお世話になりました。 そんな神保町ですが、先日久しぶりに行った時にスポーツ関連の古書に強い「ビブリオ」さんを見掛けました。 そういえば、あの頃のあの号はあるかな?と、検索を掛けてみると・・・ ありました!それがヘッダー写真の3冊です。 懐かしいですね

駅伝前夜

移動から いつもと違う雰囲気がある 宿舎に挨拶し 開会式に出席する いつもと違う場所で いつもとちょっと違う朝練をする 調整をする 町の雰囲気もちょっと違う いつものメンバーも緊張気味 語られる話はほとんどが当日のこと 一人の身体のようでいて 仲間のものでもある そんな感じがする 自分が一番走りたいけど 責任も重くて 役割を果たすことが大事だと思う 夕食も 寝る事さえも 駅伝と一体化した 緊張感をもたらす さあ、明日は駅伝 どんな流れになるか 先ずはきちっとこのま

生活指導と競技力との関連性は?

昭和世代なら大抵の人が一度は聞いたことがあると思います。 「生活から競技力は変わる」 これは「学力」でも「仕事」でも同じではないでしょうか? 本稿ではそういった言葉/指導が正しいか、検討します。もちろん、生活がしっかりしていないと競技の土台は出来ない訳ですが、それにしても「細かい」指導を受けたことはありませんか? 今でもある程度伝統的に引き継いでいるところもあるとは思いますが、いわゆる強豪校ではこの生活指導が結構厳しく、徹底されます。 特に高校駅伝などで活躍するチームは

いつもと環境が変わっても?

みなさんは環境が変わっても いつも通りの力を発揮できますか? アスリートはそこが一番重要で 大抵は大舞台になればなるほど いつもと大きく違った環境に 身を置かれることとなる そこでどうやって心身を コントロールし、調整するか? が、鍵となる これは仕事でもそう。 例えば、クリエーターは 環境を変えて、刺激一杯で どんどんアウトプット出来る 「いつもと違う」なら良いけれど 刺激や変化はあるのに 生活の変化やツールの変化で 意欲が出なかったり 上手く適応出来ないことも 考

暗い中、走る

安全だけ考えると 全力で走るなら 明るい方が良い だけど 暗い中で走ること ちょっとした効能がある それは なんか自分が ストイックな気分になれる 高揚感を味わえる 速く走ってるように 感じる もちろん みんながそんな風に 感じたり 考えている わけではないけれど みなさんはどうですか? ヘッダー画像はBeautiful Free images|Unsplash:https://unsplash.com/さんよりお借りしました。

どれくらい努力すれば?

表題の質問をよく受けます。特に、選手にとっては切実な質問だとは思います。自分に可能性はあるのか?どれくらい頑張れば目標に届くのか? 誰しもが思い悩む、不安を抱えた時に思うことではあると思います。 専門家に聞いてみたいと考えるのも解ります。私だって聞いてみたいと思う事柄は何個かあります。この取り組みが目標に到達する道筋になっているか?レベルはどうか?質量は?あと何を付記すればいけるか?課題は?目安時間は? 具体的な質問になればなるほど専門家にとっては回答しやすいと思います

私たちの「あの頃」

本日(12/11)発売の「週刊エコノミスト」に記事が掲載されました。 この中で「可視化」という言葉を使用しています。 なんの可視化か、というと・・・ (興味がある方は電子書籍版をご購入頂ければ幸いです。もちろん、お読みでない方もこの先の話は解るように書いています) 今はツイッターを始め、SNSなどで自分に注目してくださる方々、 応援して下さる方々を「見る」ことが出来ます。 自分の名前を検索すればどれくらい注目されているかが解る。 実はこれって、ほんのここ数年の出来事な

練習で走れるのに、レースが今一つの怪?

これはあるあるだと思っています。練習に強いけれど、レースに弱い。これは本人が一番悔しいし、落ち込みやすいことですが、指導者も首をかしげることが多い事象ですね。 しかし分析してみると、一つは「実戦練習の不足」が挙げられます。 「練習が良く出来ている」が量だけだったり、絶対的なスピードを上げる練習だったり。しかしレースでは苦しい状態の中で押し切る能力が必要となります。偏っていると言いますか、総合的に見たら、レースで「結果を出す」状態にまで持っていけていないんですよね。 出来

スタート直前の「あの動作」

皆さんは陸上競技、マラソン、駅伝のスタートを見たことがありますか? 私はそれまでざわついていた雰囲気が一瞬の静寂に包まれる「あの瞬間」が好きです。 その静寂を生み出すものに、「一瞬息を止めるような」そんな感覚があると思います。 しかし、それではランナーは上手く一歩目が踏み出せない。 実は、そのざわめきから静寂に切り替わる少し前にランナーの中にはこういった動作をしている人が見受けられます。 ちなみに私もいつも同じ動作を行っていました。 (写真は大学2年時のアジアクロカ