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夫が海外単身赴任を始めて1カ月。いま私たち家族が思うこと。

2020年10月、夫が赴任先へ渡航しました。

辞令から約4カ月。

当初は、コロナ禍の今!?と驚いていたけれど、日がたつにつれて「早く飛行機飛ばないかなー」と夫婦ともに思うようになっていました。

夫はどんな生活をしているのか

会社の手配してくれた住宅で生活している。三食提供あり(まさかの日本食)、掃除・洗濯不要、職場までドライバーさんの運転する車で通勤。

渡航までの4カ月、東京で一人暮らし(=自炊)をしていたので、まさに至れり尽くせり。なんなら、私たち家族と過ごしていたときより家のことしてないのではと思えるほど。

離れていると、体に悪いものばかり食べてないかなとか、母親のようなことが気になるけれど、そういった点では、会社がここまで手配してくれるのは本当にありがたいです。

感じること①時差による温度差

赴任先と日本の時差は-3時間

この時差が、地味に私にダメージを与えていることに最近気づきました。

彼が東京にいたときは、通勤時・昼休み・帰宅時・寝る前にLINEで連絡を取っていました。ほぼ業務連絡的な内容だけど、「あ、今から駅に行くんだな」「今からごはんなんだな」と、東京にいる彼のことをふと想像してみたり。

「よし!離れているけど、お互い今日も一日がんばろう!」「お互いお疲れさま」と思えました。

ところが。今の状況は、

AM7時半:子どもたちが登校し、ホッとしてLINE

→現地はAM4時半:夫、就寝中

PM3時半:子どもたちが帰宅し、おやつを食べているときLINE

→現地はPM12時半:夫、昼休み中

PM8時半:消灯前にLINE

→現地はPM5時半:夫、ぼちぼち仕事終わろうかな~の段階

こんな感じで生活サイクルが少しずれているので、なんとなく温度差を感じるのです。こちらがバリバリ仕事をしている午前10時、夫は朝食をとってタブレットで新聞を読んでいる。

こちらが無事一日が終わって電気を消すころ、夫はまだ明るい空を見て「今日の夕ご飯は何かな」と考えている・・・(もしかしたら仕事のことで頭いっぱいかもしれないけれど)

感じること②ワンオペは子どもが何歳でもハード

小学1年生の双子の娘たち。新しい学校に通い始めて、もうすぐ2カ月になります。

どちらかといえば内向的な性格なので、けっこう気を張り詰めて学校生活を送っている様子。

「わたしは昼休みひとりでお絵描きしたいけど、お友達が外行こうって言ったときどうしたらいいと思う?」と一人が言ってくる横で、もう一人が「○○ちゃんと遊びたいけど、恥ずかしくて言えない」と言ってくる。それ、どっちもゆっくり一対一で話したいんですけど!

・・・でも残念ながら、そんな時間が取れなくて、教科書的な通りいっぺんのことをアドバイスして終わってしまっている現状。そして、後からモーレツに後悔するの繰り返し。こういうのは時間をおいて「あのとき話していたことだけど、、、」と娘たちに言っても「え?そんなこと言ったっけ?」となることが多いので、投げられた球はすぐに投げ返したいと思っているけれど、タスクをこなすことで頭がいっぱいで、なかなかできていません。

「子どもが○歳になったらラクになる」なんてよく言われるけれど、それは体力的な話であって、子育て自体は子どもが何歳になってもハードだと実感しています。

感じること③子どもは父親不在でも大丈夫なのか

社内規定で、赴任後半年は日本に戻れないことになっています。

つまり赴任後初めて帰国できるのは、来年の春。

赴任前は「わたしたちが2年生になるまでお父さんは帰ってこないんでしょ?」とシュンとしていたものの、現在、父親のことを思ってシュンとすることは皆無。

自分の周りのことで一生懸命で、父親のことを思い出すことはあまりないみたい。

それでも「お父さん大好き」の気持ちは変わらないようで、時折、私のスマホを使ってメッセージを送っています。これから彼女たちが成長するにつれ、どうなっていくかは分からないけれど、夫婦で情報共有して、画面越しでも話す機会を設けていれば「お父さん好き」の気持ちは大丈夫じゃないかなと思っています。

結論:つまりは単純に

私は彼と一緒にいたいんだなと。

これは、東京にいたときにはそこまで感じなかったこと。

「離れているけど、同じ月を見ていると思うと強くなれるよ」的な歌があったけれど、日々バタバタ生活していると、そんな悠長なこと言ってられない!月なんて見上げている余裕はない!

でも、今日もつつがなく一日を過ごせていますように、と願うことが格段に増えました。世界中がこういう状況下だからというのもあるが、それだけでなく、家族って何だろうなと考える機会が増えました。

「家族は一緒に過ごしてこそ」、それも一理ある。

いっぽうで「家族である前に一人の人間」というのもあると思うのです。

ずっと戻りたかった「海外」という仕事場。念願叶って、そこで一生懸命頑張っている彼のことを、私たちは心から応援したいと思っています。

お父さん!春の帰国を待ってるよ!

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