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大学4年間で1万冊の本を読んだ著者が語る「読書の力」-『新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』2/11発売!

日本実業出版社は『新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』(千田琢哉)を2月11日(木)に刊行します。

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SNSやインターネットで流れてくる情報はとても刺激的・魅力的である一方、「一過性」であり、真偽が定かではないこともしばしば……そこでものを言うのが読書によって身につく「知恵のエッセンス」

著者である千田琢哉氏は、ある1冊の本との出会いをきっかけに大学4年間で1万冊以上、計1000万円以上の本を買い、読破しました。そんな千田さんが「そもそも本ってどう選んだらいいの?」「読書を始めてみたものの飽きたらどうしよう?」「買うだけで満足した“積読本”がある」など、本をあまり読んだことがない人がぶつかる疑問を解決していきます。

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書籍情報

『新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』
著者:千田琢哉
本体価格:1200円(+税)
ページ数:212ページ
発売日:2021年2月11日
ISBN: 978-4-534-05834-8
判型:四六判/並製
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→本書の詳しい目次や内容についてもご覧いただけます

著者情報

千田琢哉(せんだ たくや)
愛知県生まれ。文筆家。
東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。
のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る"を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
著書累計は340万部を超える(2021年2月時点)。

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――僕の出身校は、仙台の丸善と金港堂だ。

衝撃の告白をします。僕は大学に入学するまで、漫画以外の本を1冊も読んだことがありませんでした。

本を読んだことがないのですから、原稿用紙3枚分の読書感想文はまるで拷問でした。ひょっとしたら、否、かなりの確率で僕はこのまま本を読まずに人生を終えるのではないかと強烈な不安と劣等感を抱えていました。

そんな僕が、大学4年間で1000万円分1万冊以上の本を買うことになります。そして、それらすべてを読みました。

自分でも大学生の特権と先祖から与えてもらった強靭な肉体を活かして高額なアルバイトを複数掛け持ちしていましたが、両親からも膨大な仕送りをしてもらっていました。それらのお金はすべて本代に注ぎ込みました。高校の頃の友人や両親は僕のあまりの変貌ぶりに驚愕しました。僕の高校生の頃の姿を知っている人たちからは、アイツは何か変なことにお金を使い込んでいるのではないか、と疑われたのも無理はありませんでした。

きっかけは漫画を読みにふらりと立ち寄った、仙台の丸善で間違って手に取った中谷彰宏さんの『昨日までの自分に別れを告げる』という本との出逢いでした。力強く大きな文字で書かれていたことと、鋭利な刃物のように研ぎ澄まされた強いメッセージのために、今まで漫画しか読んだことのない僕でもグッと入り込んで読み終えることができました。

読み終えてしばらくしてハッと気づいたのです。

「おお! これが人生最初に読んだ本じゃないか!」

そのままスキップしながらレジに向かいました。その日を境に僕は常軌を逸するほどの“本の虫”へと変貌しました。
雨の日も雪の日も毎日、仙台の丸善と金港堂に通い続け、ジャンルを問わず手に触れた本すべてを購入し続けました。
今では、僕の出身校は仙台の丸善と金港堂だと本気で思っています。

書店に並んでいない場合は、大学の生協でまとめて数十冊単位で注文していました。知り合いになった生協のおばちゃんからは、「この本3万円するけど、本当に大丈夫?」と心配されたことも今となってはよき思い出です。きっと店員さんからは、どこかの道楽息子だと思われていたに違いありません。

まるでカラカラに乾燥し切った砂が水をぐんぐん吸い取るように、本を読み続けました。たくさんの本を読み続ければ、お金持ちになれるとか、将来本を書くことができるようになるとか、そんなことは微塵も考えたことはありません。第一、そんな野望を持つ知恵も当時の僕にはありませんでした。

でも、結果として今なら断言できることがあります。

あなたの人生で、これから先に起こる未知の難題に対するすべてのヒントは、すでにどこかの誰かが本に書いてくれているということです。あなたにもぜひシンプルなこの事実を知っていただき、心で感じていただければ幸いです。

本書を執筆したのは約10年前ですが、改めて虚心坦懐に読み返してみても僕の質は何も変わっていませんでした。ただ時代の変化に対応して一部修正を施し、各章ごとに新しい項目を1つずつ追加することで、改訂版として仕上げました。

2021年1月吉日 南青山の書斎から

千田琢哉

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