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MTGアリーナだけのフォーマット、ヒストリックで遊ぼう! ――緑単ガルタの紹介

こんにちは。なんとなく始めたnoteももう3回目ですね。
今回もMTGアリーナ独自のフォーマット、ヒストリックについて記事を書こうと思います。

ヒストリックとは

MTGアリーナのみに存在するフォーマットで、「基本セット2019」以降の全カードが使えます。ヒストリックなんて大仰な名前ですがモダンどころかパイオニアより新しいカードしか使えない。
ただし、追加カードが現在20枚ほど存在し、今後もこの枠は追加予定らしいです。
禁止……ではなく一時停止枠として《王冠泥棒、オーコ》《夏の帳》《むかしむかし》《死者の原野》が存在します。……全部パイオニアで禁止だし前3枚はモダン以下ですら暴れてるので戻せないのでは……?
アリーナのアーリーアクセスではカラデシュブロックとアモンケットブロックがいた気がしますが、未実装です。

メタゲーム

追加カードに《炎樹族の使者》が存在する影響かとにかくグルールが多いです。
当初は《湖に潜む者、エムリー》の存在もあり、M20環境末期に猛威を奮った《隠された手、ケシス》コンボ一強になるのでは? と予想されていましたが、グルールがもともとメタゲームに大きく食い込んでいたイクサラン~ラヴニカ期の基盤に《炎樹族の使者》《探索する獣》が加わったことにより《時を解す者、テフェリー》などの妨害をものともしないパワーを得ており、完全に間に合わないため絶滅危惧種となっています(同じ理由で《運命のきずな》も人気を落としています)グルールを狩るために《ケイヤの怒り》をメインに投入したエスパーコントロールと、同じく《朱地洞の族長、トーブラン》《エンバレス城》を得た赤単が環境の二番手です。他にもボロスフェザーや白単ウィニーなど、前スタンのデッキにエルドレインのカードを加えたデッキも存在します。
そういう意味では、全体除去が一気に増えるテーロス還魂記の影響を大きく受けそうな環境だと思います。

デッキ紹介 ――緑単ガルタ

というわけでこの環境への解として(WCと相談しながら)組んだデッキを紹介します。今週末のヒストリック・チャレンジではまずまずといった感じの戦績で、メタったつもりのグルールへの勝率も統計を取るとそこまでだった(やはり《砕骨の巨人》《再燃するフェニックス》のカードパワーが高すぎる)のですが、記録として残しておきます。

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デッキ
4 ラノワールのエルフ (DAR) 168
23 森 (ELD) 269
4 生皮収集家 (GRN) 141
4 クロールの銛撃ち (GRN) 136
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
3 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ (ELD) 185
4 鉄葉のチャンピオン (DAR) 182
3 樹皮革のトロール (M20) 165
4 アーク弓のレインジャー、ビビアン (M20) 199
3 原初の飢え、ガルタ (RIX) 130
4 炎樹族の使者 (GTC) 216
サイドボード
3 変容するケラトプス (M20) 194
4 探索する獣 (ELD) 171
2 巨大化 (WAR) 162
3 世界を揺るがす者、ニッサ (WAR) 169
1 ギャレンブリグ城 (ELD) 240
2 打ち壊すブロントドン (RIX) 148

環境調査のために色々調べていたところ、グルールの数が多く、ミラーにおいて《原初の飢え、ガルタ》《アーク弓のレインジャー、ビビアン》の決定力が高いという情報を得たのでそれならば《鉄葉のチャンピオン》《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》が入れられてガルタの早出しの確率も高まる緑単でいいのでは? と思い組んだデッキ。
実際その狙いは比較的うまく行った……が、相手のプレイングミスに助けられた感は否定できない。現に自分がミスった試合はたいてい負けてるし。
とはいえサイドに土地をとって《世界を揺るがす者、ニッサ》を出しやすくするアプローチはコントロール相手に有効であるということはよくわかったので、これは生かしていきたい。あと、環境的に12/12トランプルがもたらすアドバンテージがとてつもなく大きい(同系はもちろん、ボロスフェザーなども《無謀な怒り》でサイズ差をテンポよく覆してくるが、ガルタは乗り越えられない)ので、ガルタ自体のカードパワーは十分高いと思いました。何より大きいクリーチャーで踏み潰して勝つのは楽しいですしね。

ちなみに《巨大化》は一回も入れなかったのでなんか違うカードの方がいいと思います。《オークヘイムの敵対者》よりマシじゃねと思ったけど入れる相手(緑系後手)が明確な敵対者のほうがマシかもしれない。

以上です。競技フォーマットではないのですが、ゆえにのびのびとした環境なので、煮詰まったスタンダードに飽きた方はやってみてはいかがでしょうか。

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