【本の紹介】Bootstrap4 フロントエンド開発の教科書
【はじめに】
ご縁があり、WINGSプロジェクトの書籍レビューに応募して献本を頂きました。読み終わりましたので書評を書かせていただこうと思います。
【良かったところ】
・基本であるレイアウトについてきっちりと説明されている
レスポンシブデザインに初めて触れる人が一番戸惑うであろうグリッドシステムやレイアウティングの基礎部分がきちんと説明されている。またスタイリングについて多くページ数を割いて、サンプル図とともに説明されているので、とても分かりやすい
・コンポーネントとユーティリティについての説明が豊富
Bootstrap4に含まれる各コンポーネントについてそれぞれに章を割いて、実際のコード例と図を交えてそれぞれのコンポーネント毎にに過不足ない説明がされている。それぞれの章を読みながら小さいコードで試しながら学べてとても有用。
・モックアップを例にしたチュートリアル的な説明
モックアップ作成を目的とした実際のページデザイン作成に数章を割き、チュートリアル的な感じで学べるようになっている。まずはこの章たちを読未進めて実際に試しつつ、各コンポーネントの章を参考辞書的に引いて勉強し、慣れてきたらちょっとカスタマイズしてみるような実践的な学び方が出来る。
・カスタマイズについても章が割かれている
Bootstrap4本体の挙動をカスタマイズする方法についても章を設けて説明されており、学習が進み実戦投入となった場合に必要になりそうな要素について、きちんと説明されている。
【不満だったところ】
・カラーページがもっと欲しいと感じた
部分的に必要そうなページがカラー印刷されていて、そのページ群は見やすく感じた。ただ欲を言えばもっとカラーページを増やす、もしくはフルカラーページでも良いかなと思った。本の値段は上がりそうだけど(笑)。もし電子書籍版がフルカラーなら、そちらも合わせて買いたいと思った。
【全体的な感想】
現時点でBootstrap4について学んだり使いこなそうと思った場合に読むべき最良の書籍の一つだと思う。辞書的な使い方も出来るので一通り学習後も末永く使える一冊であると思う。