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電気自動車の航続距離は?

前回は日本で電気自動車に乗ることが本当にエコなのか?と言うことに関して少し意見を述べたが、今回はより電気自動車に注目して電気自動車を購入する上で気になる「航続距離」について調べていこうと思う。というのも現在電気自動車の購入を検討しているが、充電切れで途中で止まってしまったらどうしよう?と率直に気になる。

以前地方のレンタカーで電気自動車を借りた時に「充電が切れた際はレッカー車を手配願います」と言われた時は「マジすか。。。」と心の声が漏れてしまったことがあった。ガソリン車であれば2-3分ガソリンスタンドに寄れば良いが、電気自動車は自宅設備を含む充電ステーションでスマホのように充電する必要があり、自動車各社のHPを確認すると急速充電で30分ほど必要な様子だ。

日本において最も売れている日産リーフのHPを見に行くと航続距離が458km(WLTCモード※62kWhモデル)という記載を目にした。458kmも走るのか!と驚いた一方でWLTCモードとは?と疑問に思った。事実ガソリン車の燃費に関してもメーカー公表値を実際自分がハンドルを握って達成した経験は一度も無い(ガソリン車の燃費基準に関する話は割愛する)。

さてWLTCモードに話を戻すと、国土交通省のサイトに説明があった。WLTCはWorldwide-harmonized Light vehicles Test Cycleの略で国際連合自動車基準調和世界フォーラムにて採択された世界基準である。日本では2020年9月よりJC08モードから完全移行したとのことでガラパゴス化が得意な日本において世界基準を採用したことは個人的には喜ばしいことである(と同時にEUは基準策定が上手いなと改めて思った)。

日産リーフHPをさらに詳しく見ていくと、航続距離が気になる閲覧者向けに日産独自に計測した日常使いや遠出の記録が掲載されている。首都圏在住の方々向けにざっくりまとめると夏場(冷房ON)の日常使いでは約350km(WLTCモード比76%)、冬場(暖房ON)の遠出(東京~軽井沢往復)で約330km(WLTCモード比72%)とのことで、どのように扱っても300kmは超えそうである。

長距離運転を頻繁にする人に電気自動車はまだ早そうだが、首都圏でちょい乗りする人には手が届く時代になっているようだ。ちなみにテスラのモデル3では航続距離614km(WLTCモード)を達成するモデルも存在しており、首都圏において電気自動車の航続距離を気にすることは近い将来無くなるのかなと正直に感じた。次回は電費に関して調べてみようと思う。

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