千田 琢哉 『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』、読了。

短文で、思わずウマい!!と思えるような言葉を発せられるのって素敵ですし、そんな素敵な言葉を蓄積して、絶妙なタイミングで引用できるようになりたいなぁ…なんて思っていた矢先に手に取った一冊。

こんな人にオススメ
・自己啓発本をよく読むが、内容は基本忘れがち
・パッと人に話せるような座右の銘を探してる
・隙間時間でササッと読める本が読みたい

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読了直後の感想は、「"20代で"なんてご謙遜を。」

よく聞くフレーズでもありながら、ふと気づくと「出来てないな」と思うような教訓が厳選された、30代になった今でも心に留めておきたい「全ての年齢の人のためになる金言集」を集めた書籍でした。

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私の場合、こういった金言集の言葉が記憶に残るケースはだいたい以下の3つ。

■ 共感:うまく言語化できていなかったけど実際できているし納得できるケース。
■ 訓戒:そうすべきだと分かっているのに、出来ていないことに気付かされるケース。
■ 開眼:なにそれ!考えたこともなかった!というようなケース。

FAVORITE WORDS

ここからは私がメモに残したい文章を引用し、コメントを記します。

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共感|できてるなと思ったもの

■ Chapter: 人生

毎日が“夏休み”のような人生を、創っていこう。/ p.36

比喩的な意味でも、実質的な意味でも、現在進行形で夏休み満喫中。

Chapter: 仕事

サボらないと、いい仕事はできない。/ p.58
100時間与えられたら、最低90時間は下ごしらえする。
10時間で一気に攻める。

私は自称サボりの達人!でも確かに、ものごとの構造化とか、思考活動に大半の時間を使ってる。

■ Chapter: 仕事

何をするかより誰とするか。/ p.60

私が最終的にデザイナーに落ち着くきっかけになったのはこの発想があったから。「誰」も大事だし、「どんな人がいる環境か」を見極める目は非常に重要だと思う。私が最終的にデザイナーに落ち着くきっかけになったのはこの発想があったから。「誰」も大事だし、「どんな人がいる環境か」を見極める目は非常に重要だと思う。

■ Chapter: 時間

群れから脱出すると、時間が増える。/ p.68

ホントそう。逆に今のシェアハウスの環境だと、楽しすぎて群れてしまうことも多いので、その辺はさじ加減と断るスキルが必要。

■ Chapter: 恋愛

 「この人を好きになってはいけない」とがんばり始めたら、それが恋の始まり。
「この人を好きにならないといけない」とがんばり始めたら、それが恋の終わり。/ p.197

これは有名な誰かの言葉ではなく、作者の言葉。激しく同意。
そして後者の状況に陥ったら、お互いの為に一刻も早く別れる道を選ぶことだ。

■ Chapter: 恋愛

「……なのに好き」が、愛している / p.210

こうなってしまっては人の感情は止められない。
それが当人を地獄へ落とすこともあるが、覚悟を決めてトコトン地獄を味わい尽くせば、それが後には良い思い出になる。

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訓戒|アタマの片隅においておこうと思うこと

■ Chapter: 仕事

 雑用こそ、藝術的に仕上げる。/ p.46
きっとそのレベルに達したあなたは、「こいつに雑用させておくのはもったいない」と思われるに違いない。

よく言われるフレーズだけれども、どうにも実行出来ていない気がする。
私は昔から何かと詰めが甘いので、細かいことも注意深く行ないたい。

■ Chapter: 時間

人は嫌いなことで成功して地獄の時間を過ごすためではなく、好きなことをして天国の時間を過ごすために生まれてきた。/ p.65

これも偉人の言葉の引用ではなく、作者自身の言葉。
すごく素敵な表現なので、アタマの片隅に置いておこうと思いました!

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開眼|考えたこともなかった発想

■ Chapter: 交渉

解説者ではなく、質問者になる。/ p.116

交渉ごとは何故か解説者ではなく質問者側が主導権を握る、という教え。
確かに、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』からよく引用される凄腕営業マンの交渉でも、質問が巧みに使われていましたね。

■ Chapter: 恋愛

決断に時間をかければかけるほど、「やっぱりやめとくか」になる。/ p.230

確かにー!と目からウロコ。
悩んでいるフリをしている時、心は既に決まっている。
逆に本当に悩んでいる時は、安全側に傾きがち。

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まだこの本を読んでいない方へ

いかがでしょうか。気になるフレーズはありましたか?
この本では、それぞれのフレーズにリアルなシーンが添えられているので、イメージが記憶に残りやすかったです。

なんだか面白そう!と思った方はぜひ手にとってみてください。

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