逃散

なんだかこういう記事を見ていると、「おじいちゃん、これはただの風邪ですよ。家で暖かくして寝ていて下さい」というとリベラル高齢者が「いいや、これはコロナに違いない！今すぐ重症病棟に入院させろ！」と暴れ出すシーンが目に浮かぶ。(重症患者が暴れる元気ある？とか重症患者が呼吸困難も見せずに大声を出せる？とか)

そういうリベラル高齢者は水戸黄門の印籠のように「と、トリアージとは何事だ！」と叫ぶわけである。「苦しむ高齢者を見捨てる自民党政府が悪いんだ！お、お前ら維新の知事がトリアージなどというのは僭越至極！現役労働者からもっと保険料を搾り取れ！若者が貧困で餓死するのは根性が足りんからだ！イソジンでうがいしてもっと働け、高齢者のためなら過労死上等の気持ちで突っ込んでゆけ！」と言い出すことであろう。

現実さえ無視すればそういうことを放言することも可能になる。

もう、今の若者は支払った年金分は貰えないことを知っている。利益のない奉仕をする人たちは少ないのでこれ以上の勤労奉仕を強要すると重い年貢に耐えかねた江戸期の可哀想な農民達のように若者達が逃散を始めるかもしれない。