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アマミチューの墓

 沖縄県うるま市にあり車で行ける”離島”浜比嘉島にある。アマンジという小島の崖面洞穴にある墓であるが、琉球創生ニ神が祭祀されている場所、今はパワースポットの島として知る人ぞ知る”離島”となっている。


 説明版が設置されている
切石で囲われた墓口
墓口から見える景色

 いわゆる洞穴を切石で囲い込んだ岩陰墓である。これも切石で囲い込まれる前、明治時代までは野面積みであったそうだ。もとは風葬墓であろう。琉球国土の創生のニ神、女神「アマミチュー=アメミキヨ」と男神「シルミチュー=シネリキヨ」と他の神が祀られているとのことで、多くの若い人?がパワースポット巡りに訪れていた。この島もかつては岩陰等を利用した「風葬」が行われていたことがわかる。敬意を表して墓口に一礼する。墓口の切石に隙間があって覗いたが数ミリ程度しか空間が無く内部は見えなかった。ふと後ろを振り返ると(最下段写真)そこはコバルトブルーの海が広がっている。本土は真冬なのに、ここは暑く何ともいえない静寂さがある。自分が風葬されてもこの場所なら悪くはない…そう思った。

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