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明日、12年ぶりのUSJ訪問にあたって蘇った「吐きそうになったデートの思い出」(徒然なるままに Vol.1)

明日、シェアハウスの友人とUSJに行く。改めて振り返ってみたら、12年ぶりだということでびっくりした。

USJのキャラクターとか全然よくわかってないし、どちらかというとそういう場所に行くなら「ラウンド◯ンでも行こうよ」というタイプ。とはいえ久しぶりだし、楽しみではある。

ただ、そういえば前行ったのはどういうきっかけで行ったのか?記憶を回想するうちに、苦い思い出が蘇ってきた。楽しみなデートが、最終的には吐きそうな苦しいデートになったからだ。


初めてのUSJは大学1年生

思い返せば大学1年生。サークルにも入らず、これといって友達はいない。せいぜい教職を取っていた友人とは仲良くしていた。

ただ、そんな中でも、同じ学科のある女子と仲良くなった。個人的に見た目がタイプで、当時はまだスマホを持っていなかった自分は、ある時突然メールアドレスを紙に書いて渡した。(もう今はLINEが主流だし、こんなことはないんだろう…)

メールでやり取りをするうちに、「2人でどこか出かけへん?」と誘ったら、まさかの快諾。「これはきた、このチャンス活かすぞ〜」なんて考えていた。


場所どうする?と話をしていたら、相手はUSJの年間パスを持っていたから、USJに行くことにした。そもそも自分は大阪出身だけど、一回も行ったことがなかった。

それから、自分とのデートにお金を使わせたくなかったのもある。ちょっとでも相手の負担が少ないデートにしたかったから、まさにUSJは最適だったわけだ。


そんなこんなで迎えた当日。お昼12時ぐらいに集まって、1日楽しもう。そう決意して当時を迎えた。

吐きそうだったけど、言えなかった

そんなこんなで集合して、「乗り物に乗ろう!」と意気揚々に乗った最初が「スパ○ダーマン」。最初にこれを選択したのが、大きな選択ミスだと後で気付いた。

びっくりするぐらい揺れまくる。揺れすぎ。
もはやずっと目を閉じていて、画面に何が出てたのか何にも覚えてない。真剣な話、終わった後に吐くんじゃないかと思った。


生粋の酔い症(そんな症状はない)だから、酔い止めは飲んでいた。でも「スパ○ダーマン」にはそんな対策は効かなかった。とにかくきつかったのは今でも覚えている。

改めて、その日はデート。それこそ脳内はこんなイメージだった。



でも実際はそんな感じじゃなく、相手は楽しそうだけど、自分は全然楽しめなかった。これは純粋に申し訳ないと思った。

このとき「実は乗り物弱くて…」と言えればよかったのに、言えなかった。しょうもない19歳のプライドだったのだろう。


その後も心から楽しめることがなく、とりあえず相手についていって、乗り物に乗って、酔って、歩いて落ち着く。もはや何しに来たのか意味が不明だった。

もちろん、相手と同じ時間を過ごせたことは、本当によかったのだけれど。

別れは突然に

多少なりとも仲良くなれたはずだったが、夏休みにも入ってしばらく会えない時期が続いた。そして夏休みが終わった後、その子は大学に来なくなった。

他の人から聞いた話だが、家庭の事情もあって大学を辞めたとのこと。流石にそれは想像してなくて、びっくりした。今その子が何をしているのか、まったく知らない。


結局自分は、その子の経済的負担は少なくできたけど、一緒に過ごした時間で楽しませることはできなかった。何なら気を遣わせたに違いない。

また違った形で、今度は楽しいデートをしたいと思っていたから、突然消えてしまったことが悲しかった。

それと同時に、人っていついなくなるのかわからないから、会える時間は大切にしなきゃいけない。そう思うようになった。

USJ訪問を、楽しい思い出にする

まだ1回しか行ったことのないUSJ。自分にとっては嫌な思い出が残っている場所だけど、明日はそんなことにならないはず。

明日はご飯を食べたり、お酒を飲んだりして、かるーく楽しむものにする。しんどかった思い出を、楽しい思い出に塗り替える。明日はそんな1日にできたらいいな。


とりあえず、明日も酔い止めは持っていこう。





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