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5/22 日声協オンライン研究会: 上江隼人

【オンライン研究会一覧】

今回は5/22に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):上江隼人先生〉 の模様をお届けします。

「5/22 日声協オンライン研究会 発表者:上江隼人先生」
テーマ《「誰でも歌える!?発声の仕組み」イタリアの偉大な作曲家、Gヴェルディの考えていたベルカントとは。》

要旨:1800年代イタリアで活躍した音楽家G.ロッシーニが完成させたと言われる「ベルカント」。現在では言葉が一人先歩きして色々な意味で使われています。そのベルカントを「イタリア式ベルカントの本来の意味とは(歌手が感じるベルカントとは。)」や
「イタリア式発声法の仕組み・表現をする事とベルカントとは」などのテーマから考察してみようと思います。

スクリーンショット (22)

参加された皆さまからは、

「決して目にすることのないイタリアの文献に沿ったお話。図、そして実際の先生の発声から違いをイメージできた、貴重な時間でした。感覚的に見つける個々の発声法、今まで学んだことと照らし、自分の中で整理付け、これから実践していこうと思う点を見つけることができました。より先に進んだお話も、ぜひ伺ってみたいと思います。有難うございました!」

「真のベルカントとはどいうものかを発声面や実際の歌唱音源を通して教えていただいて感謝いたします。発声時の体の動く部分については日本でよく指導される下腹部を膨らませる方法ではなく横隔膜とともに、主に上半身の側面が動くのが最も効率が良いということを教えていただきました。最適な共鳴部分も含めて実践していけるように頑張りたいです。
また、ホールで良くなる声というのは歌う本人としては意外なほど小さく歌っている体感であるとおっしゃられたことは意外でした。自分も効率よくなる声を追求していきたいと思いました。非常にためになる研究会でした。」

「G.ヴェルディを歌うためには、重さのなかに軽さも感じられる発声法がふさわしいということから、G.ロッシーニが完成させたといわれるベル・カントを読み解いてゆく時間。「発声の仕組み」を呼吸・共鳴・口のポジション・感覚のテクニックの項目ごとに、良い例と良くない例を交えて、わかりやすく教えていただきました。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
服部容子先生(ピアニスト)

【日時】
6月5日(土)開始15:00 終了16:45頃

【テーマ】
「コレペティトゥアの仕事~“脱日本語訛りの音楽“の練習の仕方:ハーモニー編」

【要旨】
西洋音楽の3大要素を織り交ぜつつ、お届けしている「日本語を母国語とする歌手の“脱日本語訛りの音楽”を手に入れるための練習法」の第3弾です。同時に音取りのお手伝いだけでない『コレペティトゥア』、立体的な『ピアノ伴奏者』の一考になれば幸いです。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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