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4/23 日声協オンライン研究会: 田口智子

【オンライン研究会一覧】

今回は4/23に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):田口智子先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
ロシア声楽曲への誘い

【要旨】
ロシアの作曲家と言えば、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチと枚挙にいとまがないのに、ロシアのオペラや歌曲などの「声楽曲」に関しては日本人にとってハードルが高く、演奏される機会も少ないです。その主な原因はやはり言葉。
そもそも読めない!発音が難しい!文化に馴染みがない!…そんな皆さんに、チャイコフスキーの歌曲「Нет, только тот, кто знал ただ憧れを知る者だけが」をもとに、日本人の視点からのコツやロシア生活小咄と共に、ロシア声楽曲の世界へご案内します。

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参加された皆さまからは、
「今回、先生のお陰で初めてロシア語に触れました。あの、EやRをひっくり返したような文字、どう読むのか不思議に思っていましたが、ほんの少し基本を教わって少し身近に感じました。
以前は『イタリア語とドイツ語でも手一杯…。フランス語とロシア語なんて、もう絶対無理~!』と思っていましたが、確かにロシア語でか書かれた美しい曲もいっぱいあるんですよね。食わず嫌いは勿体ない、と思いました。いつかロシア語の曲もやってみたいです!今回は新しい世界と興味を頂きました。有り難うございました!」

「チャイコフスキーの歌曲に挑戦してみたくなりました。ありがとうございました。」

「ロシア歌曲は言葉の問題でどうしても距離がありますが、その距離がすこし縮まった講座でした。
歌いたいとまではいかなくても、聴いてみたいという気持ちが芽生えました。
語学に堪能な田口先生とロシアとの特別な縁も感じられて魅力的です。
ロシアでの実体験の挿話も印象的でした。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

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220507小原啓楼

【発表者】小原啓楼(声楽家)

【日時】5月7日(土)15:00~16:45

【テーマ】
レチタティーヴォ・セッコ、その構造と、ディクションから見る発声

【要旨】
初学者の頃、「よく読んで」とだけ言われ、何とかこなしていたレチタティーヴォ・セッコ。構造を少し理解するだけでもっと自由で楽しいものになります。最近ではだいぶ知られてはきましたが、まだご存知ない方のために基本的な構造を。そして舞台語発音法であるディクション。そこには文明の衝突とも言える、日本語話者の独特な障壁が存在していました。はたしてこの内容が時間内に収まるのかはなはだ心配ですが、切り離すことの出来ないこの2面から、解説を試みたいと思います。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。

詳しくはこちらのページよりご確認いただけますと幸いです。