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4/17 日声協オンライン研究会: 荒牧小百合

【オンライン研究会一覧】


今回は4/17に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):荒牧小百合先生〉 の模様をお届けします。

「4/17 日声協オンライン研究会 発表者:荒牧小百合先生」
テーマ《音楽に見る風景・絵画から聴こえる音楽》
要旨:美術作品の中には、音楽に関する題名が付けられていたり、絵の中に楽器や楽譜が描かれていることがあります。また絵画に影響を受けて曲が生まれたり、美術に関した題名が付けられた曲もあります。
演奏を聴いていると風景が目の前に広がったり、絵画を見ているときに音の世界が聴こえてくるような経験をしたことが誰しもあるのではないでしょうか。音楽と美術は自然に行き来できる何かがありそうです。興味の赴くままに2つの世界の素敵な関係を探検していきます。

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参加された皆さまからは、

「絵の中の物語を垣間見たり、パウルクレー、クリムトと、私にとって気になる画家についてのお話、プーランクの「画家の仕事」のお話、シェーンベルクの無調音楽のお話、とっても興味深く拝聴いたしました。最後のクリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」は、先生のメッセージはしっかり伝わってきました。2年前、第九を学べるメンバーに参加したくて、申込みをしたことを思い出しました。ほんとに早く練習できる日が訪れますように。その日を楽しみに、学び続けようと思います。有難うございました。」

「音楽学部と美術学部の合同授業のようで楽しかったです。
画家と作曲家がインスピレーションを受けあって時代を更新していく様にわくわく。その新しくうまれたものの価値を定めるのが世間とすると、正解はあるようなないような。いまのわたしは一見ダウングレードにみえるアップグレードなものに惹かれます。そして先生のおっしゃっていた、今はどこでどのグループが新しいものをつくりあげているのか、にわたしもとても興味があります。」

「絵を観ることも好きなので、とても興味深く聞かせて頂きました。
たくさんの芸術家が、その時代を生き、作品を残した背景や、関わった人たちとの関係等を知ることが出来、より面白く作品を観ることが出来ると思いました。色々なお話をありがとうございました。」

「音楽を絵画から見るという講義、私にとっては初めて聞く講義で、大変楽しく受講させていただきました。ありがとうございます。プーランクが画家の仕事で、ピカソ、シャガール、クレーなどを描いていること。クリムトが描いている第九。シェーンベルクの月に憑かれたピエロの話声で演奏する歌。が特に興味深かったです。
一昨年、荒牧先生と一緒にモツレクを歌いに行ったウィーンで買って帰ったクリムトの接吻のバックを使う感覚も今までと違ってくると思います。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
青木美稚子先生(ソプラノ)

【日時】
4月24日(土)開始15:00 終了16:45頃

【テーマ】
日本人歌手の「顎(アゴ)・舌・共鳴腔」の改善のために
~フェルデンクライス・メソッドによる改善法~

【要旨】
私たちの発語器官とその機能は「母国語」によって決定されます。私たち日本人は日本語を話すための発語機能を習得します。このことは声楽を学び、オペラや外国歌曲を歌ってゆくための困難な課題にもなっています。 私の2回目の講習会→研究会は、発語・発声・共鳴に焦点を当て、日本人のための実践的改善法をご紹介します。 体の機能の改善と上達のためのメソッド「フェルデンクライス」の目から鱗のレッスンを楽しんでください。人間の素晴らしい能力とは、改善・上達の学びができること。体を使った実践を通して。1回目を参加されていない方もぜひご参加ください。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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