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研究所だより 11/21 日声協オンライン研究会: 中村敬一

【オンライン研究会一覧】


今回は11/21に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):中村敬一先生〉 の模様をお届けします。

「11/21 日声協オンライン研究会 発表者:中村敬一先生」
テーマ《Opera演出家の斜めからの目線 プッチーニの「ボエーム」の秘密》
要旨:~涙腺を緩めさせる秘密を解き明かします~

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参加された皆さまからは、

「たいへん面白かったです。特に、屋根裏部屋の天窓が、画家の部屋では北西に、お針子の部屋では東にあるだろうとか、ミミとムゼッタのそれぞれのアリアに秘められているニュアンスなどに、驚きました。
と同時に、ミミがグリセットであることをほのめかす程度の表現にすることで、メロドラマとして成立させているのかなと感じました。オペラよりも先生のお話が面白いくらいでした。」

「中村先生のお話、ありがとうございました。これまで知らなかった『ボエーム』の裏の(?)意味をたくさん教えて頂き、時代や場所等も含め、想像を膨らませると、『ボエーム』の世界が深まっていきます。思わず、スコアを見直してしまいました。20才頃にはじめてMi chiamano Mimi...を歌った時には、意味を理解していなかったのでは…等々。もっと読み込めば、色々な場面の楽しみ方が増すことと思います。
それにしても、何度見ても、分かっていても、最後の場面では泣けてしまうのは、プッチーニのオペラの凄さなのかと思います。」

「とても有意義な講座でした。企画してくださってありがとうございました。ミミは、学生時代、芸術祭のオペラで、初めて全幕演じた役でしたが、当時、腑に落ちなかったことが、先生のお話を伺って、ストッ!と理解でき、大変スッキリ致しました。またこの様な企画があれば参加したく思います。ありがとうございました。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
青木美稚子(ソプラノ)
【日時】12月5日(土)15:00~16:45

【テーマ】歌~この不思議な人間の宝もの

【要旨】「歌」は心の言葉と共に、体を楽器にして生まれてくる音楽です。一体、私たちの体や心や脳はどのようにつながり、どんな働きをしているのでしょう。人間のすごい能力は殆ど隠れて見えません。でも気づくことはできます。60歳から私に驚きの変化や発見をもたらし、本来の声・ソプラノへと導いたフェルデンクライス・メソッドもご体験ください。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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