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Withコロナと今後のインバウンド、サイクルツーリズムの展開とは #03

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全国に観光事業として、まちづくりの取り組みをして「インバウンド」と「サイクルツーリズム」が広がりました。

地域観光事業者、自治体、都道府県、そういった事業を推進している地域住民、愛好家の方々との新しい関係性が出来上がっていたのですが、「WITH コロナ」をどのように受け止め事業理念や事業内容を変化させるについて書いてみたいと思います。

私は一年中、海外から北海道ニセコエリアに来ていただく方々にサイクリング・スキーのガイドコンシェルジュとして事業を行っています。

今年新型コロナウイルスの報道が昨年の11月頃から今に至るまで圧倒的に自分ごととして、また日本政府が、他の国々がロックダウン「緊急事態宣言」をして人や物流・経済をストップする「有事」として拡大することを誰も予感していなかったと思います。

「ニセコで見たインバウンド産業の影響」

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私は3月1週目まで、ニセコでスキーで滞在する海外からのリピーターのお客様や海外からのスキーカンファレスの対応をさせて頂いていますが、渡航制限により、3月2週目から観光の仕事の売上はなくなりました。

合わせて、ニセコで働いていた海外スタッフも自分の国に戻らなくてはならないと急遽帰国するスタッフが1000人を超える海外スタッフが帰国していくのを見てきました。

中には季節雇用のスタッフが急遽解雇になった方もいましたし、フルタイムスタッフでも宿泊施設、旅行会社で働いていた就労ビザを持つ海外スタッフも仕事を失い、予定した給与稼げず失業した海外、国内スタッフが溢れました。

リーマンショックや東北大震災の時も似たような失業、雇用カットを見てきましたが、今回の新型コロナウイルスでの緊急事態宣言に至る動きはその時よりも事態の不確定さ大きく、冬の巨大化した観光ビジネスのシステムとマーケットが明らかにストップしたと感じさせ、以前以上の大きな不安感と喪失感を漂わせていました。

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このニセコエリアは今でも新聞やテレビなどで海外投資の象徴的に報道されていますが、ニセコだけではなく、全国、全世界にこの波が拡大していきました。

北海道が新型コロナウイルスの患者数が多かったのは海外観光客の「冬の北海道観光」のブーム、「北海道ブランド」が根底にありました。

新千歳国際線ターミナル


海外の空港から北海道の新千歳空港に着陸した海外からの観光客は団体ツアーはバスに、個人旅行客はチャーターしたタクシーに乗ってニセコや道内のい津々浦々の観光地へ移動を開始します。

これが数ヶ月前の当たり前の北海道の観光の姿でしたが、誰もいない国際ターミナル、数えるほどの国内航空会社を利用する日本人の方々を新千歳空港で目にしたときに、「これは世界を揺るがしている有事なんだ」と感じました。

「国内に広がったサイクルツーリズム事業の変化」


全国の特に人口の少ない、観光産業が乏しい地方で広がっていった「サイクルツーリズム」は地方の特色である農業景観や自然景観を少ない走行車両数の道路を利用します。

安心、安全、静かな環境で「五感」をフルに使って「自転車」を使って移動を各自で行いながら、それぞれのスタイルで滞在時間を楽しむ観光コンテンツです。

世界ではアドベンチャーツーリズムの一番潜在顧客数が多い体験コンテンツだと言われています。

「全国の自治体が自転車活用推進に動いた」

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愛媛県今治市と広島県尾道市を繋ぐ「しまなみ海道」、滋賀県の琵琶湖一周の「ビワイチ」、茨城県霞ヶ浦一周の「霞ヶ浦りんりんロード」の3ヶ所が国土交通省から認定された「ナショナルサイクルルート」であります。

これらの県は「サイクルツーリズム」だけではなく、「自転車走行空間である自転車走行レーン」の整備や案内表示、レンタル自転車、各レベルを示したサイクルマップ、多言語表示、サイクルステーションなど多岐にわたる要件をクリアしたお墨付きのサイクリングルートです。

「観光」は交通、社会インフラの上に乗っかった産業です。「自転車」を駅やバスターミナル、空港、港からの2次交通と見据え、観光客、住民の公共交通手段として新たな自転車を使ったまちづくりのビジョンを発信する自治体がいくつも増え、次の「ナショナルサイクルルート」を目指す自治体が増えています。

私はこの流れを地方自治体が進める「コンパクト化シティ」構想とは違った意味合いがあると見ています。

「新しい生活様式」

厚生労働省は「新しい生活様式」として、無くなったわけではない「新型コロナウイルス」にかからない為の具体的な生活のあり方を発表しました。

私達の生活様式と共に、産業や、暮らし、教育、健康、福祉といった生きる為の基本的活動概念に見直しとして、「新型コロナウイルスに感染しない」ことが優先されなくてはならないとあります。

しかし経済活動をどれくらい止め、どれくらい経済活動をするのか、その目安は感染患者数データからコントロールされています。

今までの「観光産業」は非常に見込みの立たない、不確定な産業となってしましました。それは「暮らしのベース」、「人の動きのコントロール」、「安全な住民生活」を優先する施策が基本にまずあり、経済活動はその次という判断がされています。

つまり私が営んできた「観光事業」は「非常に稼ぐ要素の少ない事業」になってしまいました。海外観光客向け(インバウンド)の受け入れ事業は廃業に追い込まれていますし、そんな中「スモールツーリズム」、「近距離観光地のコンテンツ化」、「バーチャルガイドツアー」といった今まで絶対に「販売」「トライアル」しなかったことを事業にされている動きが増えています。

こういう状況ですからみなさん必死ですし、オンラインミーティングを通じ、企画を立て、SNSで拡散し、顧客やマーケット発信する新たな活動は「新しい観光様式」として見て取れます。

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具体的なアクションからも新たな業界関係者やマーケットが求めるビジョンの変化を見て取れます。

これから、そういった観光事業者や観光コンテンツファンだけではなく、広く住民に示す「新しいまちづくり」、「新しい産業構築」に関する「新しいビジョン」作りとトライアンドエラーが求められると思われます。

今まで知り合いのいるご縁のある地域だけ「自治体」からの「サイクルツーリズム」や「インバウンド」に関する相談としてお話を受け、お答えした経緯があります。

このようなアドバイスに特効薬などないですし、地域性、地域住民のやる気、持続性、覚悟みたいなものがないと我々が0から立ち上げた観光事業や世界に轟いたNISEKO POWDER SNOW DISTINATIONみたいなものは作ることができないと思います。

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5スターホテルであるパークハイアットがオープンされた北海道ニセコエリアでさえ、これからは本当にどうなるか予想が付きません。

私は北海道生まれで、スキー、サイクリングと冬と夏の観光ガイドとしての売上を作ることをニセコでトライしていますが、これは北海道ライフスタイルの基礎があることが大きくアドバンテージを頂いていると自覚しています。

「Local to Local 地方と地方で未来を変える」

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17年前の移住して事業スタートしたときのような不安感、ワクワク感を持ちながら、培ってきたネットワーク、コミュニケーション能力、分析力、企画構成力などをフルに全国で発揮するつもりで「独自のプロジェクト」を淡々と実行していくことを「新しい生活様式」の中で遂行していく事で、私はこれから勝負していこうと決めています。

それは今まで地方の価値づくり、地方の人、地方の産業に寄り添い、時には難しい局面にも揉まれてきた価値ある時間を経てきたからこそ示せるビジョンとして、マスマーケットを介さないと地方と地方がダイレクトに繋がって価値ある時間を作ること。「LOCAL TO LOCALS」というビジョンを作りました。

そして、地方と地方をつなげるための「Community」作りをライフスタイル、まちづくり、業界の垣根を超えて行っていく意味をビジョンに添えます。

そのビジョンを可視化するする為に「Communicatioan」を積極的に行います。今でしたらオンラインミーティングやバーチャルガイドツアーがそれに当たります。

大山時間南部町サイクリング

今後、関係する事業者、地域の皆さんと議論していくこととなりますが、机上の空論とならぬよう、しっかり事業、プロジェクトに落とし込み、活動して、反省、課題抽出、役割分担など継続できたらと思います。

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