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今、わざわざ行きたいところが大切な場所。

矛盾を曖昧にする寛容さも必要なのだな、と思う今日この頃。

自粛しながら行動する。
今はうまくバランス取りながら、自分なりに「自粛」と「行動」を両立させていくしかない。もちろん感染対策はとりながら。

じ‐しゅく【自粛】
自分で自分の行いをつつしむこと。「―を促す」「報道を―する」
こう‐どう【行動】
ある事を行うこと。しわざ。おこない。「すみやかに―する」「―をおこす」

楽観的過ぎるのは怖い。でも、悲観的に考え過ぎるのも怖い。たしかに再び一斉に自粛すれば感染は一時おさまるかもしれないけど、それではメンタルがもたないし、色んな産業が消滅してしまう。二ヶ月がっつり自粛したからこそ分かる。

自粛しながら行動するのは、矛盾していると分かってる。だから、会う人も行く場所も自然と厳選するようになるのは当然のことだ。ただ、この考えは今後の状況によって変わる可能性もある。

昨日は小雨が降る中、d&department東京店へ。九品仏駅から徒歩10分弱。便利とも不便とも言えない曖昧な場所で、さらにこんな時期にでも「わざわざ行きたい」と思える。

それは、私がdのファンだから。ロングライフデザインをテーマに「長く続くいいものを応援し、未来に繋げていく」という活動趣旨(存在意義・パーパス)に共感しているから。ナガオカケンメイさんをはじめ、dで働く方々を尊敬しているから。いつもたくさん幸せもらってるから、微力ながら応援もしたい。

そう言い切れるから、自分なりに矛盾を曖昧にできるのだと思う。何度も言うけど、もちろん感染対策しながら。



この観点から、不安定なこの状況は、自分の「好き」を再認識できるタイミングとも言える。

先日取材した商品開発やブランディングに携わるクリエイターさんも、「今、存在意義の重要性が見直され、ブランドにとっては変革の機会にもなるはず」と話していた。たしかにね。

なんで、このお店に行きたいのかな。なんで、このブランドの商品を買うんだろう。生活者自ら、自分に向けて「問い」を投げかけている。そして、自分を納得させるための「答え」を探している。そんなコミュニケーションのニーズがあるような気がする。

ちなみに少し前にTwitterでも話題になっていた「GOTOキャンペーンの大混乱の理由」について書かれたブログ。分かりやすいです。このブログにも「現段階での考えです」と注釈が入ってます。


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