小さな離島でお持ち帰り
こんにちは。TRです。
頭の中がわちゃわちゃし始めたので整理したい。
人口が約2,700人の新島と式根島(2島で1つの行政)に暮らしてる。
飲食店は18店あり、その全てが個人事業主で家族経営がほとんど。
ちなみにこの件数とは別に、お弁当やパンを提供しているお店は15店舗。
季節営業の氷屋、移動販売車が2店舗。
中には受注販売や、店舗は持たずに卸して販売、気まぐれな販売など様々だが、そちらもまた家族経営がほとんど。
そしてこの島にも当然コロナと言う大波が押し寄せてきた。
客足が途絶えてしまった観光の島にとっては、言うまでもなく厳しい現実。
宿泊・飲食を同時に考えるのは一旦、置いておいて今日は飲食店の、取り分け島でのテクアウト「お持ち帰り」について考えてみた。
今回のコロナ大波を受けて、営業時間を変更した飲食店の中に、新たな取り組みとして看板メニューの「お持ち帰り」に注力し始めたお店があるとしよう。
いつもなら電話注文。
それか、繋がっていれば、LINEやメッセンジャーで注文し、時間を調整し、取りに行き、その場でお金を払う。
今まではそれで良かった。たまに断られることがあったって、何ら問題ないし、せいぜいPAYPAYで決済が叶うならポイント還元されてラッキー♩
だけど世界はもう変わってしまった。
観光のお客さんという資金源が断たれた今、自分が新島の飲食店経営者ならどうするの?
そんなことを考えていたときに読んだコレ(飲食店コロナ支援)
スーパー経営指導員のにゃんこ先生が、飲食店に特化したオンライン化への使い所を詳しく、分かりやすく書いてくれてめちゃくちゃ勉強になりました。
とは言え、人口2,700ほどの小離島に於いての適応はするの?
にゃんこ先生の指導のベース「お客さんに喜んで欲しい」を【島民に喜んで欲しい】へ置き換え、もしも私が飲食店経営者なら・・・3つの可能性を掘ってみた。
お客さん目線が知りたくてたく、アプリをDLして覗いてみたけど、とっても便利そうなアプリ。
現在地(新島村)で検索すると熱海と平塚のお店が出てきたので、東京諸島での登録は今のとこゼロ。
島でも使用出来るのか?は、一応問い合わせ中なので、結果は後日分かるが、おそらく可能だろう。
今ならコロナ対策もあり、9月までは完全無料。
コロナ終息後の観光客が戻ることを想定して、テスト導入をするもの悪く無い。
しかし、決済は全てキャッシュレスで、月末締めの翌月払い、手数料10%・・完全無料の9月(導入だけ?)の誘惑に引っ張られない判断も必要かな。
現金化に時間がかかるから、イマイチ乗れない感があるが、将来的に事業拡大(観光客の利便性)を考えれば悪くもないので、オンライン慣れを目的に、9月まで試してみるのもあり。(手数料は要確認)
島民満足度だけで考えれば、スマホとアプリが使える人には◎
コレは昨日、商工会仲間から教えてもらった取り組みで、長崎県の商工会青年部が動き始めた宅配(デリバリー)サービス。
地域の仲間の飲食店(今は2件の居酒屋)の味を自宅でも楽しめるサービスで、【島民に喜んで欲しい】って観点で嬉しすぎる取り組み。何度も頷いて動画を観た。
で、早速QRで友達登録してみたけど、LINE@(今はない)みたいな感じで、速攻ー使い方とメニューが送られてきた。
流石にオーダーテストはしないけど(当たり前か)、LINE一つで宅配まで完結出来るのは、消費者(島民)にとって嬉しいサービス!
今、出歩けない御常連さんにとっても、また狭い島社会・・「人目が気になり外食はちょっと。。」って言う「おうち派」にとっても気になる地域の味がスマートフォンにLINEが入っていれば広がるなんて、素晴らしいき可能性。
コロナ終息後にもしかしたら、、「おうち派」の島民さんが来店してくれたら、、そんな想像をしてもワクワクするような地域愛の詰まった取り組み。
島民満足度は、オーダーのやり取りが①より面倒だけど、LINEひとつで玄関までお届けは◎◎
オーダーして取りに来てもらうだけでも◎
③新島村宅配サービス(想像の世界:*ウンバアイーツ)
(再度:ワタシは飲食店経営者のつもり)
『自分が出前・配達なんて行けなし、そのために従来のような時給で雇うのも厳しいし・・だけど、うちの味で【島民に喜んでもらえる】なら、島にいる人で、時間の都合がつく人に手伝ってもらえる仕組みが出来ないかなぁ』
*「ウンバー」とは、「新島の方言で「おばあちゃん」。
親しみ込めて使う呼び名で、信頼関係が薄い年下から呼ばれると、イラっ💢とするので要注意である。
ちなみに「おじいちゃん」は「インジー」で、使い方はほぼ同じ。
流石にウンバー・インジーの人員を調整するには手腕が必要(もはやシルバー人材センターか)なので、まずは②サーザーイーツを参考に、地元にいる高校生や若手と仕組みを作った上、将来的には島民同志が助け合って生きて行く、つい先日まであった温かい世界に近づけたいな。
島はお裾分けが盛んで、玄関を開けると野菜が置かれている日常。
綺麗事だけじゃ経済は周らないけど、今はいつもと違う時間の中で【島民に喜んでもらえる】仕組みを同業者と考えて、「持ち帰り」に携わる人にも喜びを加えたい。
そんなことを一日中考えたコロナ自粛の土曜だった。
追伸
今夜も自粛でおうちご飯
家族で名店:焼き鳥大三に行ったつもり
ご馳走様でした
*飲食店の経営者になったつもりで綴りましたが、経験がないのでイメージです。不適切な表現もあるかと思いますがご了承ください。
4月20日追記:
4/15「新島村の飲食店仲間」と言うLINEグループを立ち上げ、本記事を共有した仲間から、③新島村宅配サービスについて、飲食店経営者から嬉しいアドバスをもらいました。(同一の方からね)
「仮想のウンバーイーツで思いついた事なんだけど・・・デリバリーをウンバーではなく若い世代に任せて作り手がウンバーってどうだろうか?」
「素泊まり民宿が増えて飲食店と民宿の需要と供給のバランスが整ってない現状・・・例えば・・・青葉会館等の厨房を使って昔民宿やっていたウンバー達が民宿用の夕飯や朝食を作って若い世代が配達する。」
「夕食難民・・・ってスゴく淋しい言葉だと思います。
勿論〇〇○(店名)にも夕食を食べに来てくれる観光客っているけど・・・観光客の本心は新島に来てpizzaとかじゃないと思うんだね」
「デリバリーじゃなくて・・・
作り手がウンバー のデリバリーもありじゃないかな?」
このご意見ってめちゃくちゃ嬉しくて、本質だと思いました!
ココでは、にゃんこ先生の教えを「島民に喜んで欲しい」と少し狭い範囲に置き換えましたが、本来は「お客さんに喜んで欲しい」が軸なので、コロナが終息した後、新島・式根島の課題である【観光業に携わる人手不足】にフォーカスしていると考えます。
何故なら終息したら、東京の島々に来てくれると思いません?
だって今、海外に行くよりコロナリスク低いし、近くて綺麗な海あるし、このタイミングでサルビア丸も新しくなって快適になるし♩なんなら飛行機なら30分でブルーオーシャン♪
そしてご存知の通り、竹芝周辺の街づくり(コロナで状況は変化してますが、、)では、桟橋近くに、今時の働き方をするような人達が集います。
■ソフトバンク竹芝に移転(1/29)
■WATERS
この辺りも見据えた準備はしておいて損はない。
ってか、今そこに向けて何をすべきなのか?って考えて、決めて、動けば、あとでどんな世界が待っているのか。
「そう想えば、そうなる!」
まさにネガティブなんて吹き飛ばして、明るいコロナ時代を創出したいなぁ。
と思った月曜の夜でした。
R3, 0228追記忘れておりました。。
おかげさまで素敵なモノが出来ました♬
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