
35.学び✖️これからの給料
こんにちは。西村です。
今回は日経電子版からこちらを紹介します。
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こちらの記事は、人・組織についてデータを取り深く研究しているパーソル総合研究所の小林祐児さんが現在の日本の給料形態と、今後について深く考えた記事となります。
これを3つにまとめます。
◾️日本の給料形態は「ガラパゴス」
日本と海外では給料や出世が決まる仕組みが大きく違うと言います。
給料を決める基準の違いを簡単に言うと、
日本は「人」基準
海外は「仕事の中身(ジョブ型)」基準
日本の場合は「人」を基準に決めるため、これまでにどんなキャリアを歩んできて、どんな経験をしてきたかというようなことも考慮され、評価は曖昧になります。そして、入社当初は全員横並びからのスタートになります。
一方、海外の「仕事の中身」基準だと、入社の段階から人それぞれ仕事内容が違うため、エリートの出世街道とそうでないものが明確にわけられ、給料の格差も大きいそうです。
◾️「人」ベースの基準は限界
そして、日本が「人」ベースのポイントは、年功型賃金であることです。終身雇用、稼ぎ頭としての男性、などの昔ながらのモデルもあり、企業に長く勤めることが良し、とされてきました。
ただ、これからはグローバル化が進みます。
国内市場が縮小するなかで、海外展開する必要があり、海外の人を採用する際には、ガラパゴスな日本型採用だと、給料の仕組みがあいまいで不透明に見えてしまいます。
さらに、今後はテレワーク率が高まります。
2万5千人に行った4月の調査では企業のテレワーク実施率が27.9%にも達し、1月から2倍になりました。
テレワークになると、努力の過程や仕事ぶりは見えにくいため、おのずと成果によって評価がされるようになります。
このようなことから今後の給料形態は、
「人」基準から「仕事の中身(ジョブ型)」に変わっていくと言います。
◾️宮本武蔵タイプが有利な時代に
そして、今後は転職がより一般的になります。
理由としては、
・定年の引き上げ(65歳から70歳に定年に)
・退職金を廃止する企業も
このようなことから、1つの会社に生涯勤め続けるのではなく、様々なキャリアを築き高めていく必要があると言います。
そして、剣豪に例えるなら長い一本の刀で戦う佐々木小次郎タイプではなく、柔軟に二刀流で戦う宮本武蔵タイプのほうがキャリアを築きやすいでしょう。と語られています。
◾️まとめ
以上、今回は日本の給料形態について見てきました。
私自身、海外の給料形態と日本の給料形態が違うことは知りませんでしたが、人生100年時代や、副業が叫ばれる時代で、今の年功序列型の給料形態は変わってほしいな、と思っていたところでした。
これから様々な会社で、副業OKになったり、ジャブ型給料形態に変わったり、変化が訪れます。
そんななかで、ポツンと昔ながらの働き方で勤めるのではなく、自分から様々な情報を掴んで、能動的に働いていきたいと感じました。
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