ストレスをやわらげ、ヒーリング効果も…今の時期こそオススメの【ガーデニング】に挑戦してみませんか？　〈庭しごとを楽しみたくなるエッセイ、物語、絵本のご紹介〉

色とりどりに咲ききそう花々や、目に沁みるような新緑が、ふりそそぐ日差しのなかで輝いています。ふと足をとめ、目を凝らすと、そよ風に揺れる葉っぱの上には、せっせと働く小さな虫たちの姿も。

風薫る美しい季節がめぐってきました。心身の緊張しがちな今の時期だからこそ、身近な場所を見つけて、ガーデニングをはじめてみませんか？　

眺めるだけでもココロ癒される花や緑ですが、世話をして日々成長する様子を目にして、季節の移ろいを感じ、みずみずしい生命力に感動したり、花の香りや手ざわり、土の感触など、五感で楽しみながら、心身の緊張をやわらげ、リフレッシュすることができます。作業に集中することでマインドフルネスな時間が得られ、心もおだやかに。

庭でなくても、室内やベランダに鉢植えを取り入れるだけでも、きっと気分がアガルはず！

そんな庭づくりを楽しみたくなる絵本やエッセイ、物語をピックアップしてみました。お気に入りの1冊を見つけて、「自分だけの庭」のイメージをふくらませてみるのも素敵ですね！

それでは、紹介していきます！

●『庭の小道から　～英国流ガーデニングのエッセンス～』　　

都会の鉢植えの庭から、ハーブの庭、本格的なガーデニングまで。
美しいイラストと豊かな言葉で綴る、英国流ガーデニングのエッセンス。
庭の楽しみ方や具体的なアドバイスをたっぷり詰め込んだ、大人の絵本。（スーザン・ヒル 文　アンジェラ・バレット 絵　新倉せいこ 訳）

●『ビアトリクス・ポターが愛した庭とその人生　ピーターラビットの絵本の風景』

ピーターラビットの作者として知られるイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポター。彼女はすぐれた園芸家でもありました。著者のマクドウェルが現役の園芸家ならではの視点で、ポターの人生を、彼女が愛した庭にからめて綴るフォト・エッセイ。2014年、園芸作家協会（Garden Writers Association）金賞受賞。（マルタ・マクドウェル 著　宮木陽子 訳）

●『モネの庭　 花々が語るジヴェルニーの四季』

500もの作品が生まれたジヴェルニーの「モネの庭」。その春夏秋冬を美しい写真とモネの作品を織り混ぜて綴る。「睡蓮」等の制作秘話のほか、ジヴェルニー邸でのモネとその家族の暮らしぶり、モネ直伝のガーデニングの秘策も紹介。（ヴィヴィアン・ラッセル 文・写真　六人部昭典 監訳　大久保恭子 訳）

●『秘密の花園　新装版』

自然の持つ生命力と、草花や生き物を慈しむ人々の思いが庭づくりをとおして響きあい、閉ざされた心がいきいきとひらかれていきます。世代を超えて愛されつづける児童文学の名作。20世紀初頭のイギリスの田園生活を描き上げた挿し絵の美しいイラストも好評の1冊です。（F・H・バーネット 著　グラハム・ラスト 絵　野沢佳織 訳）

「あれ、だれがやったんだろう？」　そこは、メアリがうす緑色のとんがりのまわりに、小さな空き地をつくってあげたところでした。「わたしよ」　メアリは言いました。「ほんとかい？　庭いじりのことなんか、ぜんぜん知らないんだと思ってたよ」　ディコンが、おどろいたように言いました。・・・（本書より）

●『おじいさんの小さな庭』

花や小鳥とお話ができるやさしいおじいさん。庭の様子がおかしいことに気がつきました…。イギリスの絵本作家バーナデット・ワッツが美しい色彩でイラストを描いた、心あたたまるお話です。（ゲルダ・マリー・シャイドル 文　バーナデット・ワッツ 絵　ささきたづこ 訳）

これは　おじいさんの庭です。ノバラや　マーガレットや　ツリガネソウや　そのほか　たくさんの花が　さいています。・・・（本書より）

＊おまけ＊

キッチンの窓台でハーブ栽培はいかがでしょうか？　ハーブのある暮らしのお供にもぴったりなハンディサイズの図鑑です。

●『カラー図鑑　ハーブの秘密　〈利用法・効能・歴史・伝承〉』

ミント、パセリ、コリアンダーなど「料理に使われるハーブ」、カレンデュラ、ラベンダー、チコリなど「花を楽しむハーブ」、カモミールなど「薬として使われるハーブ」など、身近な65種のハーブを美しい写真とともに紹介します。栄養士によるアドバイスから、ハーブにまつわる伝承まで、ハーブの魅力を盛りだくさんに詰め込んだ1冊です。