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BUMP OF CHICKENについて思う事(I got you)

最近はいつも、スマホの起動画面にあらわれる「Galaxy」の文字を、「Gravity」に空目します。ふじくんの結婚報道があった際は、大好きな親せきのお兄さん(※架空です)が結婚したかのように喜び、涙しました。ちなみにここ2日間は、ポケモンと冒険に出るべきかどうかを迷っています。


しかし今回の出来事で、BUMP OF CHICKENの曲を聴くときの気持ちや心象風景は、ほんの少しでも永遠に変わってしまいました。

どう変わったとは言い難い波紋で、気持ちがいいとは言えない感覚です。世間の見方に寄せれば『クリーンなイメージが傷付いた』ということなのかもしれません。はっきりとは言えません。

この変化は今だけじゃなく、これからもずっと、心のどこかにあり続けるでしょう。大切な夫とかわいい子どもがいる私にとって、あれはそれだけ衝撃的でよくない出来事だから。


報道後、わだかまりのような納得いかない気持ちがしばらくありました。その出来事自体もショックをでしたし、彼が謝罪するのも変だと思ったので。

だって、私が謝罪してもらう必要はない。チャマが謝るべきは奥様、お子さん、傷付けてしまった女性。傷ついてしまったメンバーたち、チャマが謝りたい人たち。そのなかにバンドのファンが含まれるとしても、不特定多数に対する謝罪の言葉には違和感をぬぐいきれませんでした。

それから、チャマの謝罪文の内容に意見を言っている人をたくさん見かけました。(それは外野が口を出すことなの?)また「バンプは藤原さんの音楽だから」と言う人がいました。(君はバンプを語ってはいけないよ、いいね)いずれにしても私にとっては外野の声も、謝罪の言葉も同等に受け入れられませんでした。

その後、BUMP OF CHICKENのメンバーが口を開いてくれたのは本当によかった。この間の「PONTSUKA!!」(ポンツカ!!・BUMP OF CHICKENのラジオ番組)のなかで、ふじくんはこんなことを話しました。

僕らのリスナーには心に何らかの傷をね、被っている人も多いんじゃないかと思います(中略)そういう人が僕らの音楽を僕らが思っている以上にとても強く信じてくれて、大切にしてきてくれたんだなあと。(中略)

そういう風に大切にしてもらっていた音楽を生み出して、演奏する立場の人間から、人を傷つけてしまうような人間が出てしまった。この事実は本当、なんていうか、こうなってそのときのリスナーの気持ちを考えると、ちょっともう言葉じゃ言い表せないっていうか。計り知れないっていうか。本当、どれだけショックだっただろうな、って。

(中略)これは本当に申し訳なく思います。

(2020年9月27日(日)放送「PONTSUKA!!」より一部書き起こし)

「心に傷のある人たちが聴いてくれる音楽、それを生み出すメンバーから、誰かを傷つける人が出てしまったこと」ふじくんやみんなは、そのことを謝っているんだな、と私は理解しました。理解して「そうか……うん、わかったよ」と思い、受け入れられるようになりました。


これから私はBUMP OF CHICKENが、チャマやメンバーが決めたこと、発言したことを全部受け止めますよ。受け入れるかどうかはわからないけれど、全部受け止めて、これからも聴き続けて、見続けます。これまで彼らにもらってきたものが大きすぎるから、ささやかでも力になれたらいいな、という気持ちも少なからず入っています。ささやか過ぎて、恩返しにもならないかもしれないけれどね。


さて、これからポケモンと冒険に出るとしたら、何から始めたらいいですかね?私の記憶は分厚いゲームボーイの画面のなかのフシギバナで止まっています。初期すぎるね。


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