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離職して都内一人暮らし どうやってやりくりしてるのさ

私のTwitterのフォロワーさんの中でも失業や退職をされた方が一定数いらっしゃいまして。リプライや質問箱に「都内一人暮らしでどうやってやりくりしてますか?」なんて声も沢山頂いていたので、ブログにまとめてみることにしました。

3段階化した私の生活
1. 副業+転職活動
2. 副業+国の手当(住居確保給付金)+転職活動
3. 副業+国の手当(生活保護)+転職活動

正直言いますとそんなに自慢げに話すことはなく会社を辞めてからは、副業+転職活動をしていましたが「ん?会社決まらないぞ…」「書類通らないし…」こんな状態が続きました。
1ヶ月程経過しましたが、まっったく会社は決まらず、貯金も限りがあるので 副業+国の手当(住居確保給付金)+転職活動に変更し、家賃補助を頂きました。
今回結果としては生活保護を申請し「まさか自分が生活保護とは…」と思いましたが"コロナ禍がいつまで続くのか" "転職は今後上手く進むのか"等加味した結果「貰えるものは貰っといて進めばいいでしょ」と自身の考えを改めまして副業+国の手当(生活保護)+転職活動に切り替えました。


どんな制度があって 実際どうなの?

住居確保給付金
オススメ度 ★★★★★
住居確保給付金とは経済的理由で家賃が払えない人に対して支給される給付金です。私が使った制度ですね。
支給額は地域によって異なり私は、家賃58,000円のアパートに住んでいますが53,700円が支給され4,300円は実費になります。
申請の仕方は「〇〇市 住居確保給付金」で自治体のHPを検索してみてください。
※支給額は収入により変動します
※支給は個人の口座ではなく大家さんに直接振り込まれます
※ちなみにコロナ禍で申請通過率ほぼ100%です

個人向け緊急小口資金等の特例
オススメ度★★☆☆☆
雇用の形態や働き方に限らず無利子で10万~20万円の緊急小口資金を借りられます。
1回の貸し付けだけでは生活の維持が困難な場合は、3カ月にわたって「総合支援資金」を借りられることもあります。
※貸付なので返済が勿論必要
※収入の減収が続く場合返済義務は免除されるらしいが「どのくらいの期間 どれくらい収入が減収したら免除されるのか」は未だ決定されていません。故に返済の目処が立ちそうにない人には少し手を出しづらいと思います。

失業手当
オススメ度 ★★☆☆☆
一言で書くと「自己都合退職の場合3ヵ月と7日間経過しないと入金されない」
ちなみに「会社都合の場合は7日後」ですが実際に口座に入金されるのは手続き後1ヵ月後のようです。
※オススメ度は人によります…

生活保護の申請
オススメ度 ★★★★☆
審査を通過しますと食費 光熱費 家賃 医療費等、合わせて122,300円が支給されます(年齢が若いと減額されるらしい)
コロナ禍で私のような20代の受給は増加傾向に勿論あるが、職員の方によるとすでに此処約1年くらい前から20代の生活保護受給が増加しているとのこと。(正社員雇用の減少で保護が必要になった若者や短期間受給して再スタートする若者が多いようです…)

受給までの流れ

1.自治体の生活保護を扱う部署に電話
生活保護を受給したい旨を伝える。電話で聞かれる内容は「現在の収入」「貯金」「資産の有無(車とか)」「親に頼れないか」
私は「現在の収入0 貯金ギリギリ 資産無し 親定年で退職を考えている」と回答

2.面談と必要書類記入
▫︎面談
ⅰ)生活保護の内容説明
ⅱ)現在の生活と就労のヒアリング
ⅲ)訪問調査の日程調整
▫︎必要書類記入
持ち物) ご本人様確認書類,ハンコ,通帳,給与明細,賃貸借契約書,公共料金の領収書等
↑なくても後日再度提出を求められて、手続き自体は当日してもらえます

3.調査
「訪問調査」と「扶養調査」
▫︎訪問調査
「車やバイク等を所持している場合、本当に必要な資産なのかを調査し指導を行う」こんなイメージが強いと思いますが実際は「ちゃんとお風呂ある?洗濯機ある?冷蔵庫ある?なければ用意します」の色が強いとのことです。
▫︎扶養調査
親族に連絡して「親族の方が支障のない範囲で援助できませんか?」の確認を行います。これ拒否できます。私ははっきりと「嫌です」と面談の際に伝えました(親族に連絡してもいいですか?と聞かれたので) 「現在はコロナ禍のご時世なのであまりそこは踏み込まない」「最低限度の生活を先ず保障するのが優先」とのこと。

4.受給
調査から早くて1週間で入金。スピード感強い。
自治体に電話してから最短で2週間程で受給が可能です。もし手持ち金が本当にない場合、窓口で5,000円の貸付を受けられます。

借金があっても受給できます
※今回私を対応してくださった窓口の方含め自治体はかなり良心的でしたが、若い人が実際に利用できているデータやネットの情報が明らかに少ないので「どの自治体でも審査が通りやすい現状にある」と言い切れないです。あくまで都内の某自治体の対応は"間口は広く設けられていた"という認識でお願いします

10万円給付金
こんなん待ってたら確実に死ぬ。


まとめ

これだけ一丁前に書いておきながら"申請段階であって生活保護はまだ受給してない"わけでありますが…
あれだけ世論で「給付を!」「手当てを!」とメディア含め叫んでいるのに現実は「失業して本当に生活に困っている」「油を被って自殺」「倒産・廃業増加」の悲痛の声が多く、緊急事態宣言解除後も第二波第三波でフォロワーさんリア友含め休業失業組は今後も増えると思います。
正直"初めての大不況でどうやって立ち回ればいいのか皆分からない"こんな状態だと思うんですよ。
失業したり転職活動が上手くいかなくてどうすればいいか分からない人に伝えたいのは"いつ収束するか分からないコロナ禍の中だからこそ生活保護を受け取り地盤を固めて活動再開する それはウィズコロナ対策の第一歩"だと思うんですよね。私も最初は生活保護ではなく家賃補助のみの住居確保給付金でなんとかしようと試みました(10万給付があるっていうから) 生活保護受給=ドロップアウト感は少なからず感じましたし。ですが、焦らずしっかり転職活動をし、いい会社に入り成長したい気持ちが大きいので自分に余裕を持たせるために今回は申請しました。
生活保護は本当に困っている人にある制度です。厚生労働省から役所へ「若いから働けるだろ」「バイトすればいいだろ」こういった指導を停止しろと業務命令が下されています。今後も申請条件の緩和が期待されますので相談だけでも受けてみては如何でしょうか?また横柄な態度で話を聞いてもらえなかった場合「録音」や「県庁の生活保護担当に連絡」をするのも有効です。
"やりくりしている"とタイトルに書きましたが"個人の力ではどうにもならない"のが現状です。今回紹介させて頂いた制度は一部ですので政府のHPや発表等、アンテナを張って調べてみて下さい。
このブログが皆さんの踏み出す一歩になってくれたら嬉しいです。

次回ブログは"副業"をテーマにする予定です。
良ければまた読んで下さい。長々とお付き合い下さりまして有難うございました◯


追記

私と同じく離職した方や失業した方
国民年金保険料免除の申請はお早めに

国民年金保険料免除の申請
申請方法は「年金 免除 PDF」で検索してスマホにPDFをDLしてコンビニで印刷して書き込んでポストにぶち込めば完了です。気持ちがいいですね。
※申請には雇用保険受給資格者証の写しまたは雇用保険被保険者離職票等の写しが必要です(前社から送られてきます 送られてこない場合は催促を)
※年金は放置して未納になると差押になるので気をつけて下さい

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