西川 圭祐

ゲームの作品論、制作論についてのあれこれ。

西川 圭祐

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    ゲームとフィクション、重ね合わせの意味と効果 - 『ビデオゲームの美学』から -

    この記事では書籍『ビデオゲームの美学』 についての私見を述べます。(2020.08.31) 初見の方はぜひ自己紹介とまえがきもご覧ください。 書籍紹介松永伸司氏の『ビデオゲームの美学』を紹介する。もともとビデオゲームについて考えることが好きだったが、この本をきっかけに、より深い沼に入ることとなった。ずぶずぶである。 本書は分析美学(芸術の哲学)の視点から、ビデオゲームのならではの特徴を明らかにすることを通じて、ビデオゲームを理解するための道具立てを提案している。(分析美学

      • 意思なき世界の人間讃歌 -『TENET』-

        この記事は映画『TENET』の感想文です。( 2020.09.29 ) 解説はとくになく、見所についての私見を述べます。 映画を鑑賞済みの方を対象として、記事中にはネタバレを多分に含みます。予めご了承ください。 初見の方は自己紹介とまえがきもご覧ください。 人間ドラマとしての『TENET』みなさん何回みましたか。私はとりあえず2回観たので感想を書きます。 本作の難解な時間逆行や人物背景についての解説は、肯定的なレビュー記事や動画でおおよそ網羅されているようにかんじるので、

        • 制約としての「おもしろさ」

          この記事は、ゲーム制作についてのエッセイです。( 2020.08.10 ) 私の趣味、つくりたいゲーム、どんな視点でゲームを見ているかを書きます。 初見の方はぜひ自己紹介とまえがきもご覧ください。 「よさ」と「おもしろさ」私がゲームに要求するものは、すこしひねくれていると思う。私は、特別おもしろいゲームを遊びたいとは思っていない。けれど、おもしろくないゲームは、やりたくない。(ここでいう「おもしろさ」とは、熱中してずっとやってしまう、止め時なく延々とやってしまうような楽し

          • 演じられた人格と解らない横顔 -『The Last of Us Part2』-

            この記事は The Last of Us Part2の感想文です。( 2020.08.08 ) シナリオ、構成、キャラクター描写に着目して考察し、ゲームキャラクターの見方についての私見を述べます。ゲームをクリア済みの方を対象として、記事中にはネタバレを多分に含みます。また前提知識等も省略します。予めご了承ください。 初見の方はぜひ自己紹介とまえがきもご覧ください。 エリーの旅は復讐劇だったのか謎の感染爆発によって変わり果てたアメリカを横断した危険な旅路から5年、エリーとジ

            自己紹介とまえがき

            どうもはじめまして。西川圭祐といいます。 noteをはじめます。はじめるにあたって、予め言い訳しておきたいことがいろいろあったので、自己紹介を兼ねて書きます。私は飽き性なので、すぐにやめるかもしれませんが、もし続くのなら、この言い訳は徐々に洗練された言い訳に書き換えられていくでしょう。以下、長文。 以下は 2022/03/ 08現在の状態です。​ わたしについて・西川圭祐(にしかわ けいすけ) 30代 男 ・美術系出身 加納高校美術科(岐阜) ⇒ 金沢美大油画専攻卒(石川