NishikaのValueについて

　こんにちは。Nishika CEOの山下です。このnoteの目的の一つは、我々Nishikaという会社のことを皆さんにより深く知っていただくことです。前回記事ではNishikaのビジョンについて説明しましたが、今回は、Nishikaの価値観（バリュー）について書きたいと思います。

　我々は、Nishikaという新しい会社を通じて新たな事業を創っていく上で、価値観として下記の5つを大切にしていきたいと考えています。

１）Mutual Respect：相互尊重

２）Constructive：建設性

３）GRIT：やりきる力

４）Value Proposition：価値提供

５）Cutting edge：最先端

　大切にする価値観はNishikaの文化を創っていく上でとても重要な役割を果たすと思っています。まだ事業やブランドが確立していない当社のようなスタートアップ企業にとっては、例えば一緒に働く仲間がスキルマッチだけではなく、カルチャーフィットがあるかどうかという点はとても大事です。特にカルチャーフィットの面で、どんな価値観を持った人がNishikaに合うのかという軸を明確にして内部で共有するという面でも、新たに仲間になってくれる人に“Nishikaはどういう雰囲気の会社か？”、”自分に合いそうか？”を知ってもらう面でも、我々の価値観を明文化し対外的に伝えていくことが重要になります。さらに言えば、価値観が組織文化の礎となり、それが事業やサービスの土台になっていくものだとも思っています。

　前置きが長くなりましたが、それぞれ5つの価値観について簡単に説明します。

１）Mutual Respect：相互尊重

　これは仕事をしていく上で、というだけではなく人としても大事な考えだと思っています。立場の上下や肩書の違い、あるいは顧客や業務の委託相手などの関係性に関わらず、常に相手に対するリスペクトを持ちながらコミュニケーションができる土壌を創っていきたいと思っています。意見や仕事の進め方に相違があったとしても、お互いがリスペクトの気持ちを持ちながらすり合わせ、決定していける文化を作りたい。要は仕事なので色々あるけど、お互いに気持ちよく働ける環境を作りたいと思っています。

２）Constructive：建設性

　例えば重要な意思決定をする会議の際、お互いに忌憚のない意見や考えを表現することが大事であり、反対意見や批判が出てこない組織は不健全です。時には喧々諤々の議論も必要です。一方で、特に議論が白熱した際に起こりがちだと思いますが、批判のための批判や、自分の主観的な意見に固執していては、最速でアクションを打ち続けながら修正を繰り返していく必要のあるスタートアップは成長できません。常に代替案を提示しながら議論をすること、主観だけではなくデータやファクトに基づいた主張を交わしながら、かつスピード感を失わずに、明確なロジックに基づく意思決定をしていけるような組織を目指します。

３）GRIT：やりきる力

　以降の４）、５）とも合わせて、プロフェッショナリズムに通じる考え方ですが、スタートアップに限らずビジネスにおける実行力は最も大事な要素と言っても過言ではないです。我々なりのGRITの解釈を言語化すると、脳死すること無く考え抜くこと、コミットした活動に対する責任を果たすこと、定量的な目標を粘り強く追い続けること、主体性を持って結果だけではなく成果に拘ること、失敗を恐れず困難に挑戦し続けること、というイメージです。どれも言うは易し行うは難し、という感じかもしれませんが、一人ではなくチームで支え合いながら全員がプロフェッショナルとしてビジネスを進めていきます。

４）Value Proposition：価値提供

　平たく言えば、仕事において自分なりのバリューを出すということです。コンサルティング業界などのプロフェッショナルファームでは“クライアントに対してどんなバリューを出しているか？”ということを問い続ける必要がありますが、このマインドはどんな職業でも大切な価値観だと思っています。Nishikaのサービスは現状データサイエンティストとクライアント企業をつなぐプラットフォームサービスなので、ステークホルダーはより広範に捉える必要がありますが、常にチームの全員が、ユーザー、クライアント、自社、投資家などに対して価値を提供する意識を持ちます。役割や立場によっても価値の形や提供の仕方は異なるかもしれませんが、常に“自分が出している価値はなにか？”、“このアウトプットで価値を出せているか”ということに拘り続けることが、良いサービス、強い組織を作る上で重要だと思っています。

５）Cutting edge：最先端

　この価値観には、最先端の技術・サービスをクライアントに提供するためには、それぞれが最先端の技術やビジネスのトレンドに常にキャッチアップしていなければならないという思いが込められています。また、自分たち自身も新しいサービスや概念に対して常にオープンで居たい、既成概念にとらわれずに良いものは積極的に取り入れていきたいという思いも込められています。未来を解像度高く見通すためには、常に最先端のものに触れ続け、メリットやデメリットを肌で感じることが必要条件であると思っています。

　いずれも簡単にではありますが、以上が今時点でのNishikaの価値観になります。最後に、文化や価値観は経営層がトップダウンで明確にするだけではなく、社員全員で一緒に作り上げていくべきものだと思っています。今現在、創業から一年が経った時点で考えている価値観はこれまでご説明した５つに集約されていますが、事業のステージや組織の規模によって変わり得るものだと思っています。あるいは、自分たちが大事にしている価値観が自然発生的に新しく見つかるということもあるかもしれません。不易流行というか、軸になるものはブラッシュアップしながら残していく、形骸化しているものや合わないものがあれば取捨選択していきます。

　まだまだ小さな会社なので、これから増えていく仲間たちと一緒に、Nishikaの価値観や文化を磨いていきたいと思っています。採用についても積極的に拡大中です。まずは気軽にカジュアル面談から、という形で構わないので、お気軽にお問い合わせください！

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