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広瀬香美さんのしくじり先生を見て〜やりたい事と出来る事は違う!〜

昨日、テレビ朝日さんから放送されている、

「しくじり先生 俺みたいになるな!!」

で、歌手の広瀬香美さんがご自身のしくじりと成功について話されていたのを見て、とてもなるほどなぁ…と思いました。

変なこだわりは持ちすぎると沢山のチャンスを逃す

やりたい事と、出来る事は違う

自分の才能を活かすことの大切さ

…主にこの点になるほどなぁと、自分に重ねて思いました…。

本当は歌手じゃなくて作曲家になりたかった広瀬香美さん

「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」など大大大ヒット曲を作られ、そして歌われていらっしゃる、日本でもとっても有名な方ですね!

力強い声、高音などが特徴的で歌唱力も抜抜抜群!!!!!!と思う方も多いと思いますが、実は広瀬さんは長〜い間「自分は歌手じゃないのに…作曲家になりたいんだけど…」ともやもやしていたとのこと……

それは上記曲が大ヒットになった当時も「だから歌手じゃないんだってば〜作曲家なの〜!」と思っていたそうな…

子供の頃から作曲家になりたいという大きな希望を持ち、音大の作曲学科に無事入学するも、周りの生徒もトップクラスなもんですから中々成績上位に入るのは難しかったらしく…

その大学の時期にご友人の住むロサンゼルスに遊びに行き、そこでマイケル・ジャクソンのライブを見て非常に衝撃を受け、そこから広瀬さんの夢は、

「作曲家になる!」→「マイケルの曲を書く作曲家になる!」という夢になりました。

マイケルに近づく為にマイケルのボイストレーナーだったセス・リッグス氏のボイトレ教室オーディションに合格し、セス氏にボイトレを受けながら…

日本のレコード会社多数多社に曲をたくさん送っていて作曲家も目指していた…けれどもそっちは一向に採用されず、ボイトレでどんどん歌は上手くなる一方だったと…(^◇^;)

ある時、「作曲もできるから歌手デビューしないか?」みたいな感じでとあるレコード会社から誘われ契約をし、そこから広瀬さんの歌手活動が始まりました。

その後は前述したように大ヒット曲を生み出し、見事な歌唱を披露されていましたね!

ただ感想が

・歌詞が面白い

・声がいい

・歌が上手い

ばかりで、作曲のことに触れられた感想がなく、ご本人はもやもやしていたそうです……わかる…創作者なら、そっちかぁ…って、なる気持ち……わかるんじゃないかな…と思います…(^-^;

本心とは真逆の歌手活動をしばらく行い、そして

だけど何年か経ち、ちょっと大人になってみよう…と考え方を変えたそうです。

「歌が好きで求めてくれるファンやスタッフのことをもっと考えよう…わかった、これからは歌手広瀬香美として本気で頑張る!ありがとう!」

と、10年ほど経ってからは、心から歌手活動まっしぐら!になったそうな(^-^)

「変なこだわりを持つのは悪い事ではないけど、持ちすぎた上で選択すると、良いチャンスも沢山逃してしまう」

「やりたい事と出来る事は違う。自分の持ってる才能や評価されることは自分のやりたい事じゃなかったとしても、それを向上させる事で得られる物がたくさんある」

と言ったことを広瀬さんは教えて下さいました。

なるほどなぁ……ここからは私の話になります。

自分の作曲の話になりますが、バラード、ポップス、ミュージカル、コミックソング等色々作ったりはしていますが、その中でも特に私の曲で周りの受けが良いのが、コミックソングです。

このCDがそれら(私は煩悩ソングと呼んでいます)が集まったもの。

曲名リストを記載します。

1.バタバタ(ノシ`・ω・)ノシ
2.粒マスタードのからしっぽくないところが好き
3.頭にタンバリン
4.ばたばたわふう
5.推し!そういうトコやぞ
6.チョコミントを歯磨き粉と言う人
7.バタバタ(ノシ`・ω・)ノシ〜みんなバタバタ(ノシ`・ω・)ノシしていくんだ〜
8.やっぱりお肉はミディアムレア
9.Wow!チンアナゴ!
10.突然のブラックコーヒー
11.あったかボルシチおんせん

ぱっと見「???」ってなると思いますが…。

1曲1曲が1コーラスぐらいの短いものが多いのですが、タイトル・歌詞・メロディ等印象を強く受ける情報が多いようで、CDを買って頂ける数の他、感想を頂ける数もとても多い曲たちです。(運転中に聴くのは危ないとか洗脳ソングとか…(笑)

実は何の脈絡もなく気が抜けた時に突然出来たものも多かったりするんですけどね…

(頭にタンバリンが、ライブでも披露するので特に人気ですが、曲が出来る直前までは頭やタンバリンに関する曲を作るとは思っていませんでした。

…に比べ、自分的には時間や労力や精神をより多くかけて作ったかな…?と思う、ちょっと真面目な楽曲たちがこちら。

for Yは、誰かに対して心を込めて宛てた優しい手紙のような楽曲アルバム、

viewtopiaも傷ついた心を癒すような楽曲です。

特にfor Yはぐりぐりぐり〜よりもだいぶ先に出来た曲たちで、ライブでももちろん先に披露していましたが、

頭にタンバリン等煩悩ソング系を披露してからは

「にしぐ…どうした!?(笑)ライブ活動初期は森ガールみたいなんじゃなかった…?」

「にしぐは今日、何をしでかすんだろうか…(いろんな意味で震え)」

「にしぐさんのライブ、楽しかったです!僕私の企画ライブにも出ませんか?」

…という楽しい反応やお言葉を沢山頂けました。

また、煩悩ソングと真面目(?)ソング両方同じライブでやった時は、【真面目ソングが新曲だったとしても】煩悩ソングの感想を頂く事も多いです(笑)

でも真面目なにしぐも見て聴いて感じてほしいなぁ…

ただ私もずーーーっと常時おちゃらけ・アホキャラという訳ではなく真面目な曲も作れるし、こういう姿もあるんやでぇ!…という所も見せたいという気持ちがありました。

本当はもっともっといろんな曲を作れるし歌える…つもり!

と…。煩悩ソングは音域とかそこまで難しくないので、歌唱力や表現力を見せたい場合はなんか違うのでは…と思ったり。

でも煩悩ソングと真面目ソング両方見せても、

「そういうものも歌えるんだ!」

よりも

「煩悩ソングめっちゃおもろかった!」

とだけ言われ「あれれ‥真面目ソングの反響は如何に…?」状態が多く…。

私の路線は「コミックソングシンガーソングライター」でいいの…?そこで落ち着いていいのか…?でも周りにそういった人意外にあんまりいないし需要もあるし、求められている…のか……🤔❓

と、未だに自分の路線は悩みます。

だけど、「やりたい事と出来る事」「求めれたい事と求められている事」は違うし、「出来る事が出来るということ」「私に求められているものがあるということ」は非常にありがたい事

広瀬さんの、作曲活動のつもりが思わぬ歌手活動…なケースのように

もし私も「私は本当は真面目なのー!もうー!これからは真面目曲つくるからー!」なんて言い出して思いもよらぬ煩悩ソングを今までやらなかったら、繋がらなかったご縁も沢山沢山ありました。

私の存在や曲たちを今しっかり覚えてくださっている方からも、もしかしたら忘れられているかもしれない。

「にしぐっていう人がいるんだよ」って周りに広められたりも、今のようになかったかもしれない。

そう思うと、素敵なご縁に沢山恵まれた事や、自分が評価して頂ける事はとてもとてもありがたいと改めて感じます。

「本当(本心)の私はその煩悩ソングじゃなくて真面目ソングの方なんだけどな…見られたい評価されたいのはそっちじゃないんだけどな…」

なんて思わず…(^◇^;)

「評価されている、求められていること、ここから繋がる沢山のご縁や活動の広がりは非常にありがたい…自分の力でたくさんの人が笑顔になってくれるならなんともありがたい…🙏

もっとたくさんの人が楽しい気持ちになれるよう、そんな作品や表現や空間を、これからも作りたいな!」

"これが私の出来る事や才能や需要で、

それを好きだったり楽しんで下さる方も

あっっっりがたいことにいらっしゃるんだ!"

ともう少し考えて、活動して行こうかなと、広瀬さんの授業を聴いて改めて思いました!

もう少しこの煩悩ソング色を、試してみよう…!


…そんなにしぐの独り言…

お付き合いくださりありがとうございました(´∀`*)!

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