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【〜同じ悩みを持つ人を助けたい〜】カウンセリングルームを開業したADHDカウンセラー


ー今回は発達障害の当事者目線で、新しいスタイルのカウンセリング『ハッピーコンサルティング』を行なっている松崎玉美様にお話を伺うことができました。


ー松崎さんがこれまで感じてきた生きづらさについて聞かせていただけますか?
   幼少期からコミュニケーションの苦手さや、脳の多動、不注意、集団行動のストレス、手先の不器用さなどの特性があり、幼稚園の3年間と小学校低学年まで家以外では不安や緊張から声を発せない場面緘黙症でした。
友達との接し方がわからないため常にひとり遊びをしており、周りの子と違う、同級生に比べ劣っていると思い込み自信を失ったまま思春期を迎え、現実から逃げるように自暴自棄に嫌々生きていました。


ー1人でいる時は、どのように過ごされていらっしゃいましたか?
 リストカットに依存し、統合失調症の幻覚、幻聴、無気力感に襲われ、学校や家には居場所がなく不登校、部屋に引きこもるようになり、詩を書いている時だけが唯一自分の気持ちを吐き出せる時間でした。人は好きですが同時に恐怖もあり、何を考えているのか読み取れない不安や、愛し方がわからず誰とも心を通わせられない寂しさは、後にアルコール依存症、買い物依存症、煙草依存など様々な形で表面化していき、水商売を転々としていた時期があります。
お酒だけでは寂しさを紛らわすことができず、当時まだ違法ではなかった脱法ハーブを吸い、錯乱状態になり死の恐怖を味わったこともあります。


ーそのような状況から、今のカウンセリングを始めるようになったきっかけなどはあるのでしょうか?
 自暴自棄の日々を続ける中、過覚醒状態が続き眠れなくなり、3ヶ月の間 2~3時間の睡眠しかとれず怒りをコントロールできなくなり、発狂し精神科へ強制入院した時、それまで自問し続けていた「なぜ生きるのか」の答えにたどり着くきっかけがあり、生きることと向き合うようになりました。
「苦しむ人の助けになりたい」という想いに支えられ、
その後試行錯誤の末、統合失調症などの心の病はすべて完治し、結婚、出産し、アッピーを起業し、仕事、子育て、家事の両立を特性のコントロールをしながらこなしています。
大変な時もありますが、どん底のつらい日々があったから強くなれました。今ではこの世に何も恐怖はないと思えます。

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↑ 開業したカウンセリングルームの様子。



ーこれまでの生活の中で、特性がプラスに働いたことはありますか?
 主人とはSNSのカラオケのオフ会で出会い、私が一目惚れし、猛アタックを続け、友達・相談相手の関係が6年続いた末に結婚しました。
主人と出会った日はあるトラブルが起きましたが、それをきっかけに感情をストレートに表現する正直で真っ直ぐな姿から「きっとこの人は人を騙したり困らせることができない優しい人なんだろう」と信頼に繋がりました。
相手との距離感が掴めない私の特性が良い方に働き愛情表現を続け、結婚に至りました。
結婚後、私は児童発達支援 放課後等デイサービスに非常勤講師として働き始め、発達障がいのお子様を療育するようになり私と主人の特性を知ることになり、それをきっかけに主人の強いこだわりに理解を深めカサンドラ症候群を脱する方法を見つけたのです。
誰よりも私を理解しようと真正面から向き合ってくれる主人はアッピーの経営、ホームページ制作など多方面でサポートしてくれる仕事仲間でもあり、「生きづらさを抱える方が社会的弱者になってしまう世の中を変えたい」という私の願いに共感し、一緒に目指してくれるのは特性が似ているからこその夫婦の強みと感じています。


ー今後の目標を、教えてください。
ハッピーコンサルティングをご卒業され社会復帰を目指す方の雇用やハッピーコンサルティングを仕事にしたい方への研修、フランチャイズ化、生きづらさを抱える方が気軽に寄れるカフェの運営、不登校のこどもの居場所を兼ねたこども食堂、心の病、発達障がいなどを乗り越えた人同士の恋愛・結婚バスツアーなど、
アッピーでは私自身が闘病中に思い描いていた形を表現し、卒業して終わり ではなく、卒業後も安心して楽しく生活できるよう、ご利用者様の人生を多方面で長期サポートする体制を整えていく予定です。今後のアッピーにご期待ください。

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【プロフィール】
松崎 玉美(まつざき たまみ)
 1990年生まれ。既婚で一児の母。

 発達障がい ADHD(注意欠如・多動症)の診断を持つ。
 児童発達支援 放課後等デイサービスにて
 発達障がいを持つこどもの指導を務めた。
 現在はセミナー講師、エッセイスト、Web漫画家としても活動。

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