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40. 巨大な歴史建造物は、見ているだけで飽きない

2019/1/7 Paris

パリに来て二日目。サイードはすでに仕事へ出かけている。昨日買っておいたリンゴと洋梨とパンを朝ごはんに食べ、10時ごろから外へ出てみることにした。

まずはエッフェル塔へ行こうと思っていたのに、マンションの外へ出た途端にバスが到着して反射的に乗ってしまった。グーグルマップを開くと乗ったバスからエッフェル塔へは、かなり遠回りになってしまう感じ。それなら仕方ないかと凱旋門に予定を変更した。

バスを降りて電車へ乗り継ごうと切符を改札機に通したら、警告音が鳴ってゲートが開かない。「どうしてだろう」と困っていると、通りかかった地元の人が「この地下鉄は別の切符を買わないと乗れないよ」と教えてくれた。

昨日、メトロとバスの共通切符を10枚買っておいたのだけど、乗ろうとしている電車には使えないみたい。すぐに教えてくれて嬉しかった。見知らぬ人に親切にされると、自分も困っているひとがいたら率先的に助けようという気になる。

ともかく切符を買い直して、一路、凱旋門へと向かった。

地下鉄を降りて地上へ出ると、すぐ目の前に凱旋門が現れた。ものすごく巨大なモニュメントで、その周りを車が猛スピードで走っている。その車道の外側を沿うようにして、たくさんの観光客が写真を撮っていた。

そのなかにはウェディングドレスを着た新婦さんとタキシード姿の新郎さんがいた。すぐ近くにカメラマンがいて、話し掛けながら写真を撮っている。

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