9/15(日)畑から東の空を眺める

朝、毎日畑に出る。
あまりにも朝が早い日は別だが、たいてい毎朝畑に出る。畑と言ってもそこまで大きくない。夏、自家消費用の野菜を育てるのにちょうどいい規模だ。
トマト、ナス、きゅうり、枝豆、空芯菜、とうもろこし、人参。夏の時期に食卓には並ぶ野菜は、畑からすぐ台所へ。産地直送すぎるでしょう。


大体は下か前を向いて作業しているが、ふと上を見上げることがある。
東の空から太陽が差す。すると青空の青が濃くなる。
8月の半ばごろからトンボがたくさん飛び始めた。見回すとあちらこちらで気持ちよさそうに飛んでいる。何回も言っているけど、私はトンボが飛ぶのを見るのが好きなのだ。
とうもろこしが盛りの時期には穂が青空に向かってふさふさと風に揺れている。その光景があまりにも夏らしくて作業の手を止めて見入ってしまう。

夏から秋。
音も変わった。ホトトギスのさえずりがいつの間にか秋の虫に交代していた。
開け放たれた窓からは朝のニュース、父の鼻をかむ音が聞こえ、パンの焦げたにおいもする。たぶん母がいつものように焦がしたのだろう。これは変わらない。


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