季節ごとに変わる楽しみ「お西さんへ行こう。」2024(令和6)年冬号
西本願寺では、境内の見どころや季節ごとに行われる催しを掲載した季刊リーフレット「お西さんへ行こう。」を発行しています。今回は「2024(令和6)年冬号」の内容をご紹介します。
<PDF版>https://www.hongwanji.kyoto/info/img/415c1901077bb42ed7adb330e38a5fb5633a5d5b.pdf
ほとけさまのお話
「ほとけさまのお話」では、西本願寺で行っている法話のスケジュールを掲載しています。参加費無料、お申込みも不要です。お西のお坊さんによる「ほとけさまのお話」ぜひ聴いてみませんか。
▼法話のスケジュールは、下記をご確認ください。
<晨朝(朝のお勤め)>毎朝6時〜/場所:阿弥陀堂・御影堂
西本願寺では、毎朝6時から約1時間「晨朝(じんじょう)勤行」という朝のお勤めを阿弥陀堂・御影堂で行います。勤行後には5分程度の法話があります。朝から声を出して読経をすることで、気分がリフレッシュするという方も。気持ちよく、一日のスタートを始めましょう。
<お西さんの法話>毎日11時〜/場所:御影堂
<昼座> 毎日14時〜/場所:総会所(聞法会館1階)
<お西さんの土曜法話>毎週土曜日 17時〜/場所:総会所(聞法会館1階)
<日曜講演>不定期開催 10時半頃〜/場所:総会所(聞法会館1階)
文化、芸能、スポーツなど幅広い分野から講師を招き、お話を聴く時間です。気になる講演があれば、ぜひご参加ください。新しい世界が広がるきっかけになるかもしれませんよ。
▼日曜講演の内容・スケジュールは、下記をご確認ください。
<御正忌報恩講法要>
御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)法要とは、浄土真宗を開かれた親鸞聖人(しんらんしょうにん)の年忌法要<ご命日:1263(弘長2)年1月16日>をご縁に、聖人のご遺徳をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のご本願(他力本願)によるお救いをあらためて心に味わわせていただく法要です。
今年も1月9日から16日まで七昼夜(しっちゅうや)の法要を行いました。15日夜から16日早朝にかけては、親鸞聖人ご往生の前夜に門弟や縁の深い方々が集まり、夜を明かしたことに始まる「通夜布教」という特別な法話が行われるなど、普段の西本願寺とはまた違った雰囲気を感じていただけます。
また、御正忌報恩講法要をお勤めする期間、通常非公開の国宝 書院(鴻之間)にて、おおむね江戸時代から変わらぬ食材を用いた伝統の精進料理を、朱塗りの什器やお膳で召しあがっていただく「お斎(とき)」のご接待を行っています。
御正忌報恩講法要ご参拝の際は、ぜひお申込みください。
お西さんを知ろう!
西本願寺の僧侶"お西のお坊さん"が、ガイドとなって境内を案内するツアーです。案内をする僧侶は日によって違うため、僧侶ごとの推しポイントを聞くことができます。何度参加しても違った楽しみ方ができると好評です!
ツアーに参加いただいた方には024(おにし)カードをプレゼント!カードは全部で24種類。すべて集めると何かプレゼントがあるかも…?
参加をご希望の方は、下記の開催時間までに境内の「総合案内所(お茶所)」へお越しください。 ※予約不要・参加無料
境内各所でのご案内・お話を動画でも紹介しております。こちらも、ぜひご覧ください。
お念仏で本山を支える講社
今回は西本願寺を支える団体のひとつ、「講社(こうしゃ)」についてお伝えします。
<講社とは?>
浄土真宗の教えにもとづいて西本願寺を護り、積極的に協力し、後世まで広く伝えるため活動している本願寺の団体です。「講」とは、仏教の講話を聞くために集る人々の集会を意味し、僧侶が仏教経典の意義を講義する、講義の「講」という意味を持ちます。
今から600年ほど前から活動が盛んになり、現在では全国で200あまりの講社があります。講社の方々は、法要の際に僧侶とともに一定の行列をして入堂する「お練り」などを行います。
講社の詳しい活動は、「お西さんへ行こう」や下記のHPをご覧ください。
西本願寺の歴史・親鸞聖人(しんらんしょうにん)のご生涯について
毎号、西本願寺の歴史・親鸞聖人のご生涯について紹介しています。
今回は「親鸞聖人のご生涯について」の一部をご紹介します。
親鸞聖人は京都の日野でご誕生になり、9歳の時に仏門に入り20年間比叡山で修行されました。29歳の時、法然聖人(ほうねんしょうにん)のお導きにより、「南無阿弥陀仏」とお念仏申す人生を歩む身となり、35歳の時に念仏への弾圧を受け越後に流罪となりました。
赦免後は関東に向かわれ、20年余りに亘り多くの民衆に念仏の教えを弘(ひろ)められました。その後、京都に戻られ、『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』を著されるなど執筆活動にも力を注ぎ、90歳でご往生されました。
親鸞聖人のご往生後、その娘・覚信尼(かくしんに)さまと聖人を慕う人々によって、東山大谷に廟堂(墓所)を建て聖人の遺骨と影像を安置し、この廟堂が本願寺の基となりました。第8代蓮如上人(れんにょしょうにん)の時に、み教えが各地に広く伝わり、第11代顕如上人(けんにょしょうにん)の時に豊臣秀吉から土地の寄進を受け、京都堀川六条へ寺基(じき)が移され、今日に至っています。
続きが気になる方は、リーフレットや本願寺HP「宗祖親鸞聖人」をご覧くださいね。
お西のお坊さん季節のお便り
「お西さんを知ろう!」でガイドも務めている「お西のお坊さん」 が季節にちなんだお話をお届けします。今回ご紹介するのは佐竹 大智(釋 大智)さんです。
今年も寒さの厳しい冬がやってきました。冷え性の私には嫌な季節です。ところで、この寒さには大事な役割があることをご存知でしょうか。何と、冬にある程度寒くなることが桜の開花に必要だというのです(休眠打破というそうです)。
とすると、春に心を和ませてくれる桜を愛でることができるのも、冬のお陰と言えるかもしれません。厳しい寒さがあるから桜は咲く。なんだか、私たちの人生にも通じるような気がしませんか。
次号は「2024年春号」が2024(令和6)年4月初旬に発行予定です。そちらもお楽しみに!