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TWOLAPS Track Clubの勉強会でお話させて頂きました。

本日TWOLAPS Track Clubのオンライン勉強会に講師として参加させて頂きました。TWOLAPS Track Clubだけでなく、慶應競走部中距離ブロックの皆様と、積水化学女子陸上競走部の皆様にもご参加頂いた結果、総勢40名ほどの皆様にご参加頂きました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

勉強会で話すことになった経緯

TWOLAPS Track Clubについては、僕もよく分からないので、横田真人さんが書いたこちらのnoteをご覧頂くとして、横田さんとは2019年1月に開催されたOTT(オトナのタイムトライアル)を観に行ったことがきっかけで知り合い、SNSを通じてコミュニケーションを取るようになりました。

今だから言える話ですが、長尾彰さんの「宇宙兄弟 今いる仲間でうまくいく チームの話」の完成原稿を送ったら、遠征中のイギリスから感想をくれたこともありました。

横田さんとは、たまにやり取りする程度だったのですが、ある時TWOLAPSがオンラインで勉強会を開催していると知り、何をやっているのか知りたくて、通勤電車の中からSkypeで参加したこともありました。

この勉強会に参加した後から、「次はしゃべってください」と言われていたのですが、何をしゃべってよいのか分からないので何度かお断りしていたのですが、3月末に横田さんとマネージャーの山田さんと3人で打ち合わせしたとき再度「勉強会で話してください」と言われ、なぜか引き受けることにしました。

何を期待して依頼してくださったのか未だに分からないのですが、横田さんがこれだけお願いしてくださったのだから、僕が分からない何か価値があるのだろう。そう思ってお引き受けすることにしました。

僕の「考える技術」

タイトルは「考える技術があがれば仕事のパフォーマンスが上がる」としました。

僕が「考える技術」をテーマに話そうと思ったのには理由があります。1つ目は「仕事ができる人は考える技術に長けている」から。2つ目は「考える技術に限界はない」から。そして、もう1つありました。

それは、「考える技術」という武器を持って、若き可能性あるアスリートの皆様に、自分の人生を切り拓いて欲しい。そう考えたからです。事前に選手たちのプロフィールを調べたところ、参加者の平均年齢が22歳程度だということが分かったので、弊社の20代の社員向けに話す内容になりました。

僕が話した「考える技術」は以下の3つの要素で構成されています。

1.観察
2.メモ(正確には記録)
3.整理

「実行」がないじゃないか、とか色々な意見があると思いますが、僕は「考える」という行為に必要なのは、この3つだと思っています。

勉強会では「観察」については「観察の練習」、「メモ」については「ゼロ秒思考」という本を参考図書としてご紹介しました。

本当は「整理」の工程も説明したかったのですが、1時間という時間では説明しきれなかったので、「観察」「メモ」の2つについてお話させて頂きました。

質問のレベルが高かったことに驚く

驚いたのは、質問のレベルが高かったことです。何でも見える化して考えなければならないのか、他のメンバーに共有するにはどうしたらよいか、などなど、自らの課題に照らし合わせて質問をしてくださったことに驚きました。陸上は個人競技ですが、チームの話に関する質問が出たことも意外でした。

「他のメンバーと共有するにはどうしたらよいのか」という質問には、「文字や絵を使って紙やホワイトボードに書き出し、人に見える状態にすること」というお話をさせて頂きました。

自分の頭の中に考えていることを、文字や図に現すのは、簡単ではありません。目に見えるようにすると、相手と自分の理解に差があったというのはよくあることです。後輩のように、考えることや話すことに慣れていないメンバーに対しても、目に見える形に置き換えてから、お互いの認識をすり合わせるとよい。そんな話をさせて頂きました。

「観察」の大切さを伝えたかったのには、アスリートに「怪我」がつきものだからです。自分の身体の感覚を観察し、記録をとり続けていると、感覚に鋭敏になり、より正確に相手に要望や自分の身に起こっていることを伝えられるはずです。コミュニケーションのレベルが上っていけば、コーチやトレーナーとのコミュニケーションのレベルも上がり、次第にパフォーマンスのレベルも上がっていく。それは、陸上でも、会社員の仕事でも同じではないか。そう考えています。

そして、この話を伝えるのを忘れてました。

随時質問は募集しています

1時間という短い時間でしたし、Zoomを活用したオンラインの勉強会ということもあるし、僕の伝え方も拙い点が多々あり、反省しかないのですが(反省したいのでnoteを書いております)、終了後に頂いた感想にはポジティブな内容が多く、ホッとしました。もし何か質問があれば、資料に書いておいた連絡先宛に、個人的にご連絡頂けたら嬉しいです。勉強会では伝えきれないこともありましたし、上手く伝えられなかったこともありますので、随時回答させて頂きます。ディスカッションしつつ、内容を深めていければ幸いです。

貴重な機会を作ってくださった横田さん、そしてマネージャーの山田さん。そして、参加してくださった各チームの選手の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

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