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#noteでスポーツ スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか で話したこと

昨日19:30から「#noteでスポーツ スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか」にスピーカーとして参加させて頂きました。動画は現時点で10,000人以上の方に視聴頂きました。視聴頂いた皆様、誠にありがとうございました。

配信された動画はこちらからご覧頂けます。

トゥギャッターでまとめも作成しておりますので、こちらもぜひ。

僕以外のスピーカーが、FC今治の中島啓太さん、サンロッカーズ渋谷の石井講祐さんというツワモノ2人であり、お二人がそれぞれクラブスタッフ、アスリートという立場でお話しされるので、僕はスポーツファンの一人として、2017年からnoteを活用しているユーザーの立場としてお話しさせて頂きました。そして、僕自身は普段はオウンドメディアを運営する仕事をしているので、普段の仕事を踏まえて、noteの活用に活かせる点をお話しさせて頂きました。

このnoteでは当日お話ししたことと、お話ししきれなかったことを、テキストで書いておきたいと思います。

noteに書く内容に変化はあるか

3月以降からアスリート、チームスタッフ、なんらかの事業を営んでいる人、大学生など、様々な人達とお話しさせて頂く機会が増えました。直近の資金の問題というより、「今後何をすればよいのか」について、対話させて頂く機会が増えました。

Jリーグや海外のリーグが軒並み中断し、サッカーの試合のレビューを書く機会は減りました。その分、スポーツの価値を問うような内容であったり、自分自身の活動を紹介するようなnoteを書く機会が増えました。

記録(ログ)を残そう

僕がnoteを書いている理由は、人に喜んでもらおうとか、お金を儲けようというより、自分がどんな歩みを進めているのか、自分自身の記録を残しておきたいからです。人目につくWebのプラットフォームに書き残しておけば、後で振り返るときにも振り返りやすいだろう。そう考えて、noteを書いています。情報発信しているというよりは、自分自身の記録を残している。そんな気分でnoteを運営しています。

僕にとってサッカーのレビューは「チームの成長」の記録、書評は「自分のインプット」の記録、コラムは「自分の頭の中」の記録です。自分の記録に、日時情報が付加され、アーカイブとしてまとめられると、後で読み返すことができるし、自分自身の変化も把握することができます。

書くことを手がかりに人気者になろう、より多くの人に知ってもらおうと情報発信を始めるのも悪くはありませんが、うるさいだけの音楽は嫌われるように、「私の事をもっと知って!」と叫ぶだけでは、人には伝わりません。僕は上手く人に伝える技術を持ち合わせていないので、人に伝えることに注力するより、自分の考えをまとめるツールとして、ブログとnoteを活用することにしました。これでよかったと思います。

自分の記録を貯めていくと、「資産」になります。「資産」が積み重なっていくと、自分の事を正確に理解してもらえるようになり、コミュニケーションが円滑になります。

インターネットのよいところは、「記録(ログ)」が残るところです。ぜひ自分自身のログを残していきましょう。それが、後々強みになるはずです。

なお、「公開し続けていれば資産になる」というのは、石井講祐さんの言葉です。この言葉からも、石井さんがいかに考えてnoteでの発信を始めたかよくわかります。

短文ではなく長文を書こう

noteスポーツ記事まとめの運営をしていると、内容は良いのに、書き方で損をしている人が多いと感じていました。イベントではその点についてコメントさせて頂きました。

こんな形式の文章を見かけることがあるですが、

俺はとても頑張った。

頑張ったのに試合では上手くいかなかった。

でも、、、

それで、、、

noteは広告がなく、空白が多いデザインになっているので、空白を空けてしまうと、とても目立ってしまい、読みづらくなってしまいます。一時期流行ったフォーマットではありますが、僕はnoteではおすすめしません。段落ごとに区切られた文章を書いた方が良いと思います。

また、noteの機能を理解せずに利用している人も多く見かけます。noteには見出し機能がついていますが、見出し機能を文字の拡大機能と勘違いしている人がいます。プラットフォーム側で意図を持って機能を追加しているので、せめてヘルプ画面は一読して、どんな機能があるのか、どう使えばよいかは理解してから使いましょう。(余談ですが、石井講祐さんと佐々木クリスさんがnoteを始める時に、このヘルプページのリンクを送りました)

noteは文章を読ませるのに適しているフォーマットです。僕は1段落200文字程度で、1つの見出しに対して最大1,000文字程度、だいたい4,000文字ほどでコラムを書いています。

更新時期は一定に

石井講祐さんがnoteを始めてしばらくたったある日「更新時期は一定にしたほうがよいか?」と質問してくだったことがありました。

更新時期は一定にした方がよい、というのが僕の持論です。イベント中にファンエンゲージメントに関する質問が届きましたが、ファンエンゲージメントについて、コンテンツ自体の面白さやターゲットのことばかり考えがちですが、「毎週金曜日」「毎月●日更新」など、更新日を一定にするのは、ファンエンゲージメントを深める重要な要素です。

僕が参考にしたのは漫画雑誌です。毎週月曜日はジャンプ、水曜日はマガジン、木曜日はチャンピオンなど、雑誌は発売されるタイミングが決まっています。雑誌のファンは、発売されるタイミングを頭に入れて、更新を楽しみにしています。楽しみにしているタイミングで、定期的にコンテンツを更新していくというのも、読み手との関係を深める手段の一つですし、意外と忘れがちです。

ほぼ日刊イトイ新聞は平日は11時、土日祝日は9時に毎日更新されます。高城剛さんのメールマガジンは毎週金曜日18時までに必ず配信され、休刊は一度もありません。僕は川崎フロンターレのレビューを書く時は、必ず試合翌日にレビューを公開するようにしていたのは、コンテンツを読ませるテクニックがない自分が使える数少ないテクニックだからです。一定のタイミングで更新するのは努力すればできます。

ホームランを狙おうとするな

noteでもYouTubeでもよいのですが、情報発信するときにお伝えしたいのが、「ホームランを狙おうとするな」ということです。

バズりたい、受けたいと思うのは悪いことではありませんが、人気を得続けるのは簡単なことではありません。アスリートのような人たちは、最初のうちはリアルでの人気がコンテンツの評価に反映されるかもしれませんが、次第に人気を得続けるのは、どんなことでも簡単ではないということに気がつくはずです。

コンテンツを公開した後に予想以上の評価を受けると、次に発信するコンテンツへのハードルが上がり、コンテンツを発信することに億劫になり、発信自体を止めてしまうことがあります。あと、自分の自信作を発表したら、予想以上に反応がなくて、発信を止めてしまう人もいます。

一気に人気を得た人を「一発屋」と揶揄する人ほどバズを狙い、人気者になりたがるような気がしないでもないですが、継続的に人気を得るには、それなりに技術と体力が必要です。僕は当たり外れがあることは想定しつつ、継続的に発信し続けるには、どうすればよいのか。自分なりの方法を見つけて楽しむことの方が大切だと思います。これは個人の発信に限らず、企業の情報発信でも同じではないでしょうか。

スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか

当日はnoteの藤里さんの進行のおかげで、楽しくお話しすることが出来ました。また、noteプロデューサーの徳力さんに実況して頂けたのは、ブロガーの端くれとして、とても嬉しかったです(恥ずかしくもありましたが)。

徳力さんがある企業向けの勉強会でご紹介してくださった「グランズウェル」という書籍のメッセージである「傾聴」という言葉をずっと頭に入れながら、情報発信を続けてきました。一度手放してしまいましたが、これを機会に改めて読み返してみます。

イベントのタイトルにもなっている「スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか」については、アスリート、チーム、スタッフなど、それぞれの状況に応じて使うべきだと思いますが、僕は今だからこそ「記録をつける場所」としてnoteのようなプラットフォームを活用して欲しいと思いますし、こういうときだからこそ、オウンドメディアを活用した情報発信の重要性も高まってくると思います。

イベント最後に告知したFC今治とサンロッカーズ渋谷の取り組み

最後に、イベント最後に告知させて頂いた、FC今治の取り組みとサンロッカーズ渋谷のECサイトの情報を共有させて頂きます。グッズを購入することもチームへの支援につながります。興味がある方は、ぜひアクセスしてみてください。

FC今治

サンロッカーズ渋谷

改めて、FC今治の中島啓太さん、サンロッカーズ渋谷の石井講祐さん、noteの藤里さん、玉置さん、ありがとうございました。

追記:参加者による振り返り

参加者による振り返りがアップされたので、追加しました。


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