見出し画像

スポーツコミュニケーターという仕事

昨日は「アフターコロナのスポーツリノベーション」というオンラインイベントを開催致しました。オンラインで有料のイベントにも関わらず、当日は30名以上の方にご参加頂きました。ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。

開催の意図は前述のnoteに書かせて頂いたので割愛しますが、今回のイベントを開催するにあたって、知り合いのアスリート、コーチ、アナリスト、そしてスポーツ以外の仕事をしている友人や学生も参加してくれました。参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。

当日のレポートについては、水戸ホーリーホックの板谷さんが書いてくださっているので、こちらもぜひ。

科学技術コミュニケーターという仕事にピンときた

今回のイベントで印象に残ったのは、長尾さんが話の流れで紹介してくれた「科学技術コミュニケーター」のお話です。(板谷さんのnoteを引用しつつ、お話させて頂きます。)

科学技術コミュニケーターという仕事については、以下のように定義されています。

科学技術コミュニケーターは、科学技術の専門家と一般市民との間で、科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し、国民各層に科学技術の社会的重要さ、それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達する役割を果たせる人です。
(北海道大学の科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)公式サイトより引用)

科学技術の専門家と一般市民との間をつなぎ、科学技術の重要性や学ぶことの意義や楽しさをつなぐ人。こういう人の話をしたとき、僕はふと「スポーツにコミュニケーターは少ない」と前置きしつつ、「スポーツアナリストがコミュニケーターの役割を担っている」と話させて頂きました。

スポーツのコミュニケーターは、解説者がやっているケースもありますが、持論を展開することに注力している人や、指導者を目指している人が多く、双方向のコミュニケーションはできていないと感じます。

僕が考えるスポーツのコミュニケーターは、データスタジアムの金沢さんや、Bリーグアナリストの佐々木クリスさんです。サッカーでは平畠さんや原博実さんが該当する気がしますが、スポーツの重要性や学ぶことの意義や楽しさをつなごうと取り組んでいる人は、まだまだ少ないと思います。

そう考えると、那須大亮さんはYouTuberというより「スポーツコミュニケーター」だと捉えるとしっくりきます。

僕がやっていることは「スポーツのコミュニケーター」

僕は「コミュニケーター」という役割について教えてもらった時、おもわずこう思いました。

これは僕が普段やっていることだな

と。

僕が取り組んでいるのは、スポーツの社会における重要性だったり、学ぶことの意義や楽しさです。僕の有料購読マガジンは「勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方」というタイトルをつけていますが、このタイトルを追求していくことが、僕のライフワークだと思っていました。ただ、このライフワークを適切に現す名称が思いつかず、仕事の役職「プロジェクトマネージャー」と名乗っていたのですが、ようやく自分の取り組みを現す名称が見つかった気がします。

僕がこれまでやってきたことは(堅苦しく書くと)、スポーツの専門家と一般市民との間で、スポーツをめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し、スポーツの社会的重要さ、それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達する役割を果たすこと、です。

全然お金にならないので、ボランティアでやってきましたが、もう7年近くスポーツコミュニケーターを続けていますので、それなりにベテランです。今回のイベントを開催したことで、少しだけ自分の活動を肯定できたような気がします。

不要不急だからこそ、できることがあるはず

noteの徳力さんも書いていますが、スポーツやエンターテインメントが「不要不急」だからこそ、できることがあるはずです。

ただ、医療従事者がステフェン・カリーのユニフォームを着て勤務にあたっていたというニュースにもあるように、アスリートやアーティストの取り組みが、医療従事者の皆様の希望になっていることもあるはずです。

「これをやるべき」といった答えはありませんが、何らかしらのアクションを起こしていくことが、小さな希望を作り、少しずつ大きな希望につながり、生活を豊かにしていくことにつながるのではないか。そう考えています。

イベントに参加してくださった藤沢久美さんからは、こんな感想を頂きました。

このイベントがまさか続くとは思っていなかったので、次の具体的なアクションにつなげていけるように、引き続き取り組んでいこうと思います。長い道のりになりそうです。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

サポートと激励や感想メッセージありがとうございます! サポートで得た収入は、書籍の購入や他の人へのサポート、次回の旅の費用に使わせて頂きます!