マガジンのカバー画像

書評まとめ

129
これまで書いた書評記事をまとめます。 photo by giovanni calderoni
運営しているクリエイター

#読書感想文

書評「へんな会社」のつくり方-常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術-」

糸井重里の「インターネット的」という本にはインターネット的なものを表現する軸として「リン…

西原雄一
4か月前
8

書評「サッカー間で受ける解剖図鑑」

僕が初めて星翔太さんの試合を観に行った時に感じたのは「なんて間でボールを受けるのが上手い…

西原雄一
8か月前
11

書評「VISION 夢を叶える逆算思考」(三笘薫)

Numberの特集が面白かったので読んでみました。 最近サッカー選手の思考法に関する本ブームに…

西原雄一
10か月前
27

書評「The Book of Joe: Trying Not to Suck at Baseball and Life」

以前「The Cubs Way」という書籍に書かれていた当時シカコカブスの監督だったジョー・マドンの…

西原雄一
1年前
10

書評「学びを結果に変えるアウトプット大全」

星野リゾートの星野佳路社長のインタビューで「星野リゾートに新たに加わる社員におすすめの書…

西原雄一
1年前
45

書評「キャッチ・アンド・キル」

久々に心から「凄い本を読んだぞ」と思えた1冊。 本書はNBCで調査報道を担当している記者ロー…

西原雄一
1年前
2

書評「戦士の食卓」(落合博満)

「落合博満、映画を語る」というテーマで書かれた「戦士の休息」という書籍を読んだことがある人はいるだろうか。もし読んだことがない人がいたらぜひ読んで欲しい。 「戦士の休息」は、大の映画好きである落合博満が、映画を題材に自身のエンターテイメント感について語った書籍だ。「戦士の休息」に書かれているが、落合が考えるエンターテイメントとは「マンネリズム」である。水戸黄門が印籠を出すように、男はつらいよで寅さんがマドンナにフラれるように、最後はお決まりのパターンで終わる。このお決まりの

書評「心が震えるか、否か。」(香川真司)

僕は香川真司という選手は、この2010年からの10年で、日本人のサッカー選手として最も実績を残…

西原雄一
3年前
41

書評「バスケットボール戦術学 《2》 オンボールスクリーンをひも解く」

著者の小谷さんから献本頂きました。ありがとうございました。(書評遅くなってすみません) …

西原雄一
3年前
7

書評「プロ野球 FA宣言の闇」

著者から献本頂きました。ありがとうございます。 サッカーファンの素朴な疑問サッカーファン…

西原雄一
3年前
21

書評「漂流」(角幡唯介)

読み終わった後、久しぶりに「終わったー」という達成感が得られた作品。そんな作品を読んだの…

西原雄一
3年前
12

書評「バスケットボール戦術学 《1》 オフボールスクリーンをひも解く」

流通経済大学バスケットボール部ヘッドコーチの小谷究さんから献本頂きました。ありがとうござ…

西原雄一
3年前
17

書評「伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション」(風間八宏)

本書「伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション」は、2012年シーズン途中から2016年まで川…

西原雄一
4年前
11

書評「もしもウサギにコーチがいたら」

組織開発ファシリテーターの長尾彰さんに「目標管理制度の仕組みへの理解が深まる本で、おすすめの書籍があればぜひ教えてください」と質問したところ、「目標管理しないほうが目標達成しやすい」「目標管理の最短距離はザッソウ文化の醸成」という考え方が前提にあるといいつつ、目標管理の具体的なテクニックについて書かれた本の一つとして、おすすめ頂いたのがこの書籍。 本書は、カメとのレースに負けた、慢心のウサギを題材にしつつ、従来型の命令・指示・お説教では動かないウサギのやる気をどう引き出し、