書評「スタジオジブリの小冊子『熱風』2018年4月号-神田松之丞ロングインタビュー 講談師として生きる-」
スタジオジブリは、毎月10日に「熱風」という無料の小冊子を発行しているのですが、今月の特集は、「神田松之丞ロングインタビュー 講談師として生きる-」です。
「講談」とは、講談師が張り扇で釈台を叩きながら、調子をつけて語る話芸です。落語が会話で進めていく芸に対して、講談は講談師ひとりによって朗読される芸です。正直言うと、僕は講談をきちんと聴いたことがありません。
「客席の方が豪華」な講談の会場講談の歴史は落語より古く、1680年代頃からおこったと言われ、江戸時代は「講釈」と