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 雨のちくもり 19℃/15℃ 東京です。

 『唯一の正しい答えはありません。
大切なのは、あなた自身の中にある真実です。演出家の答えを待たないでください。唯一、あなたをインスピレーションに導くのは、あなただけの真実なのです。』スタニスラフスキー

 …突然すみません。特に意味はありません。雨が降っているので内省的になっているのかもしれません。

 私のツイッターには演劇関係のツイートが多いのですが、そこに現れた一文です。

 枕元にスタニスラフスキーが現れて「君は演劇をやるべきだ」と言ったというのが、私の自己紹介だった頃もありました。

 どうして演劇を始めたのか、もう思い出すことも出来ない昔の出来事になりました。

 新聞社で四年間アルバイトをして、そのまま新聞社に入ることが大学に入学した頃の目標でした。

 その目標は、入学して一ヶ月であっという間に消えてなくなりました。

 語学クラスの飲み会が苦痛で仕方がありませんでした。

 酔っ払って新宿駅から電車に乗った時のことをはっきりと思い出すことができます。

 こんな生活が四年も続くのはやだなぁと、うすぼんやり考えていたことを覚えています。

 そんな頃に高校の時の友人から演劇サークルの新人練習のお知らせをもらったのです。

 若い身体を持て余していた浪人明けの私にとって、演劇のお稽古は新鮮で刺激的でした。目立ちがり屋の一面を持っていたことを急に思い出しました。

 そこからは坂を転げるように演劇にのめり込み、授業をおろそかにするようになってしまいました。

 出会った人たちがすてきで、単に居心地が良かっただけかもしれません。別な何かに出会っていても同じように夢中になっていたのかもしれません。

 気がつけば大学に入学してから36年が経っていました。たぶん幸福な日々だったのだと思います。…ん?私は間もなく死ぬのでしょうか。

 いつ死んでもいいように好きなことをして生きる、という人もいるでしょう。私の身近にもひとりいます。

 私はそういうタイプではないので、謙虚に慎ましく生きていたいと思っています。せめて人様に迷惑をかけないように。

 お芝居を続けたことで、家族にがっかりさせたことも多かったと思います。

 後悔することはありませんが、もう戻らない日々を思い出すことが増えたような気がします。

 海外へ留学する勇気を持てていたら、違った人生になった可能性もあります。

 ニューヨークへ演劇留学する小林春世ちゃんを応援したい気持ちになったのは、昔を思い出したせいもあるのかもしれません。

 みんなを応援スペシャル、というタイトルにしたのは、東京からアメリカへ、鳥取から東京へ、そんな春世ちゃんと岡田達也くんを応援したいからです。どちらも私から見るとがんばっている二人です。超がんばっている30代と50代です。

 そんな東京砂漠『今夜は生でタツヤ岡田(生タツ)〜みんなを応援スペシャル〜』の詳細、ご予約はこちらから出来ます。↓

 ではまた。
 皆さん、明日もどうぞお元気で。

 





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