ヒゲとツルン

つるやんこと北津留翼の調子がいい。
髪が生えてふさふさヤッホイで調子がいいのか、
それとも抜けているから、
バンクをツルツル進めるからなのかはわからないが、調子がいい。
今回も今回とて、川崎F1でピンピンピンの大活躍!
髪の毛とともに、ごぼう抜きしていく捲りに拍車がかかり、
きっちり前を捉えていくのはさすがです。
直近四走は別府記念を抜かせば、全てピンピンピン。
七車立てが好きなんでしょう、七車立てがあっているんでしょう、
Mr.淡白なレース運びマン、北津留くんですから九車よりは良いのでしょう。
捲りマンでありかましマンである北津留くん。
次走は広島記念ですが、九車の北津留くんは信用していいものでしょうか?
ちなみに別府は2・2・1・9の成績、意外と良いではないか。
覚醒したのか、その強さが光り輝き始めたのか?
後光がさしているのか?アタックチャンスなのか?
いやいや北津留くんだぞ、簡単には推せないぞ。
そんな、ファンがヤキモキするやる時はやるが、
やれない時はとことんやれない人といえば、
中川誠一郎、ヒゲである。
この間は小倉ミッドナイトで誘導引いて、
残り二周かければ一着でゴールインなのに、
わざわざそこで降りて、他の選手に一着を譲ると言う紳士っぷりを見せた、
熊本のナイスガイである。
この二人の共通点、
「形にハマると異常に強い」
そ、異常に強い。
去年の全日本選抜とか高松宮記念とか、差すときには差すし、
まくる時は一気にごぼう抜き。
まあ、強い。
が、弱い時は???

「びっくりするくらい弱い」

もう、おんなじ人間かって言うくらい弱い。
レース見てると、「こいつ一生レース勝てねーよな」って思うくらい弱い。
つるやんと似ている。
北津留くんもどうしようもない時は見せ場もない。
終わる時は、簡単に終わっちゃう。
この二人、人間的には良いのでしょう。
しかし、競輪界はある意味「太い奴」が生き残る。
泥臭い奴が生き残る。
そんな中純粋で、真っ白な北津留くんと中川くんは、
きっとバンクで蝶々を追って走っているんでしょうね。
5歳児みたいな、純真さで。
妹の中川諒子の方が、十倍太い精神を持っている気がする。
S級S班だから、誠一郎くんはF1走らないけど、
走ってみたら意外と形にハマるかもしれないね、
七車と九車ってそんな違わないようで、だいぶ違うみたい。
たった二人なのにね、走る走らないでレースは全然違っちゃうんだから、
競輪ってやっぱ面白い。
ヒゲもツルさんも、こんな時代だからこそ、
覚醒して欲しいな。
お互い次は広島記念だ、楽しみではある。
買うことはできないが(苦笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?