空白=世界の定義

漂う言葉は反響しない
それは僕には届かない
見渡すほどの白い空間
ここでは意味ありげな現実さえ脆いのだ
なんて幸いだろう
なんて停滞だろう
なんて無意味だろう
無意味であることに救いを見い出した幼児たちが、愛想笑いを浮かべながら手を伸ばしている
こちらへ、こちらへと
生だ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?