25歳、地方移住を10ヶ月しての感想
この投稿が、地方移住に興味ある人に1人でも届けばいいなぁと思ってます。なので、具体的な生活費から、田舎暮らしの良し悪し、自分自身の葛藤、将来の夢なども含めて書いていきます!
背景
今年(2022年)の1月、千葉県鴨川市に友人の借りた古民家(以下カモハウス)に移住をしてきた。そこから9月末の今日までの10ヶ月間をカモハウスで過ごした。
まずは移住した背景から、
2021年、社会人1年目の12月まで、都内でエンジニアとして働ていた。その傍ら、べらぼうにやる気があったので、副業としてSNS運用、コーチング、テントサウナレンタル事業を並行して行っていた。
資本主義にうまく適合出来てると思いつつも、エンジニアとしてずっとやっていくことに、常に疑問を抱えていた中、2021年9月鴨川に住むリッキーと出会った。
その出会いをきっかけに、リッキーから電話で、
「借りれそうな古民家を見つけんだんだけど、借りるか迷ってるんだよね。」
これに対して、俺は、
「リッキーが借りるなら、今の仕事辞めて、1年間シェアハウス作りを手伝うよ。」
これがきっかけで2022年1月から千葉県鴨川市にある6LDKくらいの古民家でシェアハウス生活が始まった。
若者の地方移住はどうなの?
ここ数年、至る所で地方創生や、地方移住に興味ある!という人が周りに増えてきてると肌で感じる中、実際に地方で暮らしたことがある若者は、少ないのではないか?と思う。
そんな中、地方移住した二瓶自身はどうだったのか?
→結論は、今経験できて本当に良かった!理由は3つ
1. 周りに移住してる若者が少ない
地域以外の繋がりで言うと、
この10ヶ月でカモハウスに訪れた人は、ありがたいことに100人を超えた。
俺やリッキーの友達から始まり、合宿や、イベントなどを通して様々な人が来てくれた。
「若者 x 地方 x 古民家 x シェハウス」というのが希少性があるのだと感じる。物珍しさにみんな来てくれたし、
「千葉県にこんな田舎があったんだ!」という人が少なくなかった。
また、地域の繋がりで言うと、
「若者」というだけで多くの方に可愛がってもらえた。
隣のおじいちゃんは野菜をくれるし、猟師は狩猟に連れて行ってくれて、ジビエ料理を振る舞ってくれる、山を持ってる人には、イベントの時に手作りサウナを貸切で貸してくれる、など。
一番大きかったのは、地域の方から畑作りを1から教わったこと。
しかもそれが、無農薬野菜。
※ちなみにオーガニック野菜でも有機JAS規格で定められた農薬は使用可能。
話は少し逸れたが、地域の人から、移住者なのに、多くの優しさを持って接して頂いた。
2. 年収が減っても、幸福度は下がらない
これに関しては、稼ぎきった奴が言う事だろ! という真っ当な意見が飛んできそうだけど、自分の実体験なので多めに見てください笑
リアルな生活コストなどを公開すると、
金額で言うと、年収300万円のサラリーマンから、年収200万くらいのフリーターになった。
具体的な収入源で言うと、地元のカフェでのアルバイトを週に2~3回、個人と業務委託でのコーチングやリトリート企画運営、業務委託でのSNS運用のデザイン周り、個人でのテントサウナのレンタル事業。
少額だが複数の収入源があったのは社会人の時に、副業をしていた自分に感謝をしている。
支出面で言うと月に10万円もあれば、贅沢だと感じる生活が出来た。
固定費は、家賃2万円、水道光熱費0.5~1万円、スマホ3千円、食費1.5万円、奨学金1万、税金関係1~2万円、(年金は止めてました)
これに変動費の遊びのお金や、交通費など。
総じて、都内で生活してた時よりも、投資に回す金額は減ったが、それでも毎月積立NISAに入れることが出来たし、コロナで10日間動けなくなってもお金の心配は、ほとんどなかった。
実際に、この10ヶ月で20万円のテントサウナを、2台購入することが出来たのは会社を辞めたからこそお金を使う時に、浪費ではなく、投資の考えが身についた証拠だと感じる。
※ただ、一つ言える事は1人だから出来たこと。これが家族や守るモノがある場合は話が変わってくる。
収入が減っても固定費が下がれば、収支のバランスはあまり変わらないし、むしろ自由に使える時間が増えて幸福度は確実に高まった。
3. 日々を味わう事をできるようになってきた
地方移住して、自分の感情を味わうことに楽しみを覚えた。これは「環境」と「時間」が関係していると思う。
都内で生活していた頃は、基本的に毎日仕事をしていた。
そこから一転して、最近の平日のカモハウスでの1日は、
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・06:30~:サーフィン🏄
・10:00~:PCで作業
・13:00~:読書
・14:00~:カフェでバイト
・18:00~:筋トレ
・21:00~:コーチング
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こんな感じで、時間的にもゆとりがあるし、自然が常にあるから、感情にアクセスしやすい環境が揃っていたと思う。
生産性のない時間こそ、人生にとっては重要だと身を持って実感できて本当によかったし、自分自身がどういう環境に行けば、機嫌を取れるのか実験するのは面白かった。
自分は本当にアウトドアが大好きだと、さらに痛感した。
ちなみに、このNOTEを書いている今日も朝からサーフィンに行けて幸せ。
頭を使って生産性を意識した仕事をする時間も楽しいし、友達と笑いながらサーフィン、テントサウナ、庭でBBQ、焚き火を囲みながらお酒を飲む時間も違う楽しみがあると味わうことが出来た。
カモハウスに住んだからこそ感じれた幸せは、自分にとってかけがえの無いもの。
以上3つが地方移住をしてよかったと、心から思える理由。
湧いてきた夢
カモハウスで生活しながら湧いてきた夢がある。これを綴って締めようと思う。
地方移住して思ったことは、現地の人よりも、移住者の方が面白い人が沢山いるということ。(あくまでも二瓶の意見)
また、繋がりが良い意味でも、悪い意味でも広がりにくいこと。
都内の直接的な集まりには行きにくし、コミュニティも参加しづらいことは痛感した。
それでも、都内で生活している人が深い繋がりを求めていることを、カモハウスで実感した。
だから、30歳までに、都内から1時間半以内、自然が近い家を持つことに決めた。
自然の中で、自由に使える空間があるのはやはり強いし、30歳で別荘みたいな家を持ってる人は少ないし、友達と友達が繋がっていく感覚が大好きだし、もうやるしかないよね。
そう思う背景として、幼少期の頃、建築家のおじいちゃんと同じく建築家のオヤジから「建築家になれ」と言われてきた。その反動で今の自由な自分がいるんだと思う笑
そんな親父と一緒に自分の別荘をリノベーション出来たら、最高の親孝行だよなって思うし、このリソースを使わないと勿体ないとも思う。
そんな別荘を自分がオーナーとして、会員制で二瓶繋がりの友達15人くらいで共有したい。
ワーケーションしたり、週末にみんなで乗合で遊びに行ったり、みんなの友達を連れて行ったり、美味しい肉とか、生ハム丸ごと持ってきたり、そんな時間を共有できたら、きっと仕事もやる気が出るし、子供がいる人は、
「親父以外の大人はこんな人たちなんだよ!」って良い影響が与えられると心から思う。
そんな夢を一緒に叶えてくれる仲間が必要だし、一緒に楽しめる友達を大切にしていきたいと思う。
そして何より綺麗事だけで終わらせたくないから、お金が必要不可欠で、これを実現させる為に働こうと思う。
最後に、10月から都内にあるITx建材の企業にジョインする。
心から働きたいと思う企業に出会えてよかったし、これから楽しみでしょうがない。
組織の中で自分がどのポジションにいれば一番輝くのか、心から「いい!」と思える環境を、模索していこうと思う。
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
そしてカモハウスに遊びに来ていただいた方々、最高の思い出をありがとう。
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