◆リプレイ◆#6

ニンジャスレイヤーに全員殺されるTRPG、サンシタGOのリプレイです


「チクショウ、オレが何したって言うんだよ…」モリクボは限界だ。パラライサーが話しかける。「トンファー、使うか?」「ファーーーーーック!」モリクボが叫んだ!「オレ、銃、向けられてた!ワカル!?強盗、そこにいた!ワカル!?オレはIRCを送った!なのに!キセノン=サン!アンタは!」

モリクボは続ける。「アンタは!野球しようだなんて!ファーーック!ファッキンサイコだよ!アンタは!」「おいおいモリクボ、頼むよ、そんなこと言わないでくれよ。オレはただあいつらが野球をしたいって言うから…」

モリクボは怒りを込めてまだ続けた!「アンタ、鬼だよ!政府の役人だよ!いや、役人だってこんなひどくはないぞ!国民やなんかのことを気にかけるはずだ!」「すまんな、昔サラリマンだったからな」


PL1「何処が!?待って待って意味がわからない!」


「ファーック!」モリクボは叫ぶ。「ファック、ファック、ファーーーッック!!!」「それにいいじゃないか、助かったし、ビールもある」その時である!甘ったるいスカムはそのシャウトによって引き裂かれた!クソ映画じみた悪夢に終わりが訪れた!「Wasshoi!!!!」

店先のガラスが割れ、死神の声が店内に響いた。

(ここでかかるナラクウィズイン)

殺戮者のエントリーだ!「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」アトモスフィアに緊張が漲る!「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、パラライサーです。貴様!頭がおかしいのか!?何がwasshoiだ!」


GM「そこに突っ込むニンジャは初めて見た」

PL2「じゃあ、俺もアイサツするね」


「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、キセノンです。お祭りでも始めるのか?」「祭りか?始めるとも、オヌシらの血でな!」地獄めいた声でニンジャスレイヤーが言い放ち、そして二人に迫っていく!「フン、何が祭りか!ハブの前では無力よ!イヤーッ!」パラライサーが仕掛けた!

「イヤーッ!」「グワーッ!」ハブに致命的ダメージ!「ハブ男―!」パラライサーが慟哭する!


PL2「お前名前つけてたの!?」

一同笑う。断頭台への行進の中、アワレ付与メント。


パラライサーの脳裏に、短いながらも濃密なハブ男との時間がよぎる。ソーマトめいて、一瞬のことであった!だが一瞬!その一種!パラライサーが涙するその一瞬間、カラテシャウトが無慈悲に響き渡る。殺戮者の追撃だ!「イヤーッ!」「グワーッ!」キセノンがパラライサーを庇った!

「何てこった、明日は、明日は福利厚生なのに…」ダメージを受けながらキセノンが嘆いた。「お、お前!ハブ美を庇って…!」パラライサーが目を見開く。


一同笑う

PL2「ハブ美ィ…」

GM「なんとつがいであった!」

PL1「壮大な計画が頭の中に渦巻いてるんだよ」

GM「増えるんだ…」

PL1「狂信者だからね、ハブの」


ニンジャスレイヤーの背中の筋肉が荒縄めいて膨張する!投げられたフックロープはキセノンの脚に巻きつき、そして離さない!キセノンが引き戻されていく!陳列棚をより広く見せるための鏡、さらにニンジャ動体視力で、その荒縄めいた筋肉をキセノンは見た!キセノンは死期を悟った。

「待て、待ってくれ!ひとつ話しを聞いてくれないか!?」「イヤー!」間髪入れずに拳が叩き込まれる!「グワーッ!」キセノンが呻く!「お前野球は好きか?」「辞世の句はそれだけか?」「待て、ならば…」ギロチンめいたチョップ!首と胴体は離れ、キセノンは爆発四散!「サヨナラ!」


GM「残されたのはハブ美とパラライサーだけであった!」

PL1&PL2、笑う

PL1「別個体計算…!」

(いまだバックでナラクウィズインがチャンチャカ鳴ってる)


パラライサーは怒りに震えた!「貴様!ハブ美の命の恩人をー!」殉教者めいてパラライサーは突撃する!「行けッ!ハブ美!無念を晴らせーッ!」「読めている」無常な死神のカラテが炸裂!ハブ美が絶命する!「ハブ美―ッ!」再びソーマト・リコール!ハブ美との生活…!

「イィーヤァーーー!」死神の致命的な一撃!「グワーーーッ!」パラライザーは爆発四散!「サヨナラ!」店内には血の海、そしてハブ。辛うじて生き残った強盗たち。静寂を残し殺戮者は去っていった。赤黒い風が起こした嵐のあとに、モリクボは呆然としていた。二人のニンジャの惨殺、残ったモリクボ。

モリクボは走った。目の前は真っ白になった。悪夢を振り切ろうとせんばかりに必死に走った。しかし、悪夢は現実だった。悪夢は走れば逃げ切れることもある。しかし、現実は自分と同じ速さで走ってくる。もはやどうにもならなかった。二人のニンジャは死んだ。モリクボはへたり込んだ。

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