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美味しい紅茶の淹れ方とおすすめの茶葉

紅茶は色んな楽しみ方ができる飲み物。色々試して自分好みの味を見つけてください。


淹れ方の基本

紅茶の淹れ方は追求すると色々とありますが、肩肘張らず楽しんでいただければと思います。ここでは基本的なことを少しご紹介します。

水道水でOK

水は硬水よりも軟水の方が茶葉の成分が出やすいです。日本の水道水は硬度40程度の軟水なので美味しい紅茶が飲めます。逆に硬度の高いミネラルウォーターだと成分が出にくくあっさりした味わいになります。

汲みたての水を使いましょう

汲みたての水には酸素が含まれていますが、一度沸騰させたいわゆる「湯ざまし」は酸素が抜けてしまっています。酸素を含んだ熱湯をポットに注ぐことにより茶葉が上下に踊り、成分が抽出されやすくなります。

茶葉の量と蒸らし時間で味わいが変わります

同じシーズンの茶葉でも茶葉を増やしたり蒸らし時間を変えたりすることによって味わいが変わります。あっさりめが好きな方は茶葉を減らすか蒸らし時間を短くします。しっかりめが好きな方はその逆を。商品に記載の量と時間を目安にしつつ、色々試して好みの味を見つけてください。

蒸らし終わったらスプーンで軽く混ぜます

蒸らし終わった紅茶は上の方が薄く、底の方が濃くなっています。スプーンで底の方から上に向かって軽く2回ほど混ぜて味を均一にしましょう。混ぜすぎると渋みが出てしまうので注意。

最後の一滴はゴールデンドロップ

カップに紅茶を注ぎ、ぽたぽたと落ちる最後の一滴は「ゴールデンドロップ」と呼ばれ、一番美味しさが凝縮されているといわれます。最後まで注ぎ切りましょう。
ちなみにコーヒーの場合は逆で、最初の一滴が一番美味しく「ファーストドリップ」と呼び、後になるほど雑味が出る傾向があります。

ストレートティー

紅茶の基本はストレートティー。季節ごとの香りと味わいをお楽しみください。

<ストレートティーにおすすめの茶葉>
Sato Blend(ベーシックブレンド)*にのらく茶園の基本
First Flush(春摘み)*フレッシュで華やかな香りとすっきりとした味わい
Autumnal(秋摘み)*香ばしい香りで渋みが少ないタイプ

<淹れ方(2杯分)>
1 汲みたての新鮮な水を沸騰させます。
2 温めたポットに茶葉4グラムを入れます。
3 沸騰したお湯300ccを注ぎ、3~5分待ちます。
 (あっさりめが好きな方は3分、しっかりめが好きな方は5分を目安に)
4 温めたティーカップに最後の一滴まで注ぎます。
*一度に2杯分以上淹れることにより、茶葉の個性が楽しめます。


アイスティー

夏はアイスティーでリフレッシュ。しっかりとしたコクを持つ夏摘みがおすすめです。

<アイスティーにおすすめの茶葉>
Second Flush(夏摘み)*確かなコクと穏やかな香り
Kura Blend(エイジングブレンド)*熟成によるまろやかな味と香り
Sato Blend(ベーシックブレンド)

<淹れ方(2杯分)>
1 汲みたての新鮮な水を沸騰させます。
2 温めたポットに茶葉4グラムを入れます。
3 沸騰したお湯150ccを入れ、10分程度待ちます。
4 グラス等に氷をたっぷりと淹れます。
5 グラスに紅茶を注ぎ入れ、スプーンでひとまぜしたら出来上がり。
*ゆっくり冷やすと濁る(クリームダウン)ことがありますが、味に支障はありません。

水出し紅茶

夏は水出し紅茶も手軽に作れておすすめです。特に春摘みとの相性は◎。

<水出し紅茶におすすめの茶葉>
First Flush(春摘み)
Sato Blend(ベーシックブレンド)

<淹れ方>
1 ボトル等の容器に水と茶葉を入れます。茶葉の量は水100ccに対して1~1.5グラム程度。水は300cc以上で作ると美味しく仕上がります。
2 冷蔵庫に入れて半日ほど待てば飲み頃。お好みの味になったら茶葉を濾してお楽しみください。抽出時間は12~16時間が目安です。
*一度に飲みきれない場合は茶葉を取り除いてから冷蔵庫で保管し、一両日中にお召し上がりください。
*お茶パックに茶葉を入れるとよりすっきりとした味わいになり、後片づけも楽になります。
*市販の水出し茶用フィルターインボトルも便利です。

ミルクティー

アッサム種の「べにほまれ」を母に持つべにふうきはミルクとの相性も良く、上品な後味のミルクティーが楽しめます。

<ミルクティーにおすすめの茶葉>
Second Flush(夏摘み)
Kura Blend(エイジングブレンド)
Sato Blend(ベーシックブレンド)

<淹れ方(2杯分)>
1 汲みたての新鮮な水を沸騰させます。
2 温めたポットに茶葉4~6グラムを入れます。
3 沸騰したお湯200ccを注ぎ、5分待ちます。
4 ミルク100ccを電子レンジ等で人肌程度に温めておきます。
5 カップにミルクを注ぎ、その後紅茶を注いでかるくひと混ぜしたら出来上がり。
*ミルクは75℃以上になると臭くなるので、加熱温度にご注意ください。またカップにミルクを先に入れておくことで、ミルクの急激な温度上昇を緩和して臭みを抑えます。
*あっさりしたミルクティーにする場合はミルクを半量程度にします。

チャイ

にのらく茶園の紅茶は煮出してもエグ味が少なく、上品な仕上がりに。コク深い夏摘みやブレンド紅茶が合います。

<チャイにおすすめの茶葉>
Second Flush(夏摘み)
Kura Blend(エイジングブレンド)
Sato Blend(ベーシックブレンド)

<淹れ方(2杯分)>
1 鍋に汲みたての水400ccと茶葉10グラムを入れ、火にかけます。ホールスパイスを使用する場合は荒くつぶし、火をかける前に入れます。
2 沸騰したらそのまま5分ほど強火のまま煮詰めます。
3 半量くらいに煮詰まったら一旦火を止め、牛乳200ccを注ぎ入れます。パウダースパイスを使用する場合は牛乳の前に入れます。
4 再び火を強め、沸騰したら弱火にして吹きこぼれないよう1~2分ほど煮込んだら完成。砂糖を入れる場合は弱火にしたタイミングで10グラムほど入れます。

茶葉の量や蒸らし時間などによって濃さや香りが変わります。色々試して自分好みの味を見つけてくださいね。

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