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書評:訂正可能性の哲学(東浩紀)

本書は、東の過去作「観光客の哲学」「一般意志2.0」の続編とも言える内容になっている。過去に彼の著作を読んだり、一度でも東先生の思想に触れたことがある人であれば、その時の考えがどのように今の時代に合わせて昇華されているのかを垣間見ることができる内容となっているので、ぜひ読んでいただきたい。 この本の内容をざっくりと要約すると、こん感じである。 ・共産主義も自由主義も保守もリベラルも結局は、家族という概念をもとに作られている。 ・どの家族的な集団にも独自に成立しているルールが

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