【映画】ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形

映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形」を拝見した。淑女としての教育を受けるために全寮制の学校に入れられた主人公は血のつながっていない妹と別れることとなるが、手紙のやり取りを通じて何とか互いに気持ちを伝えようとするという物語として受け取った。複雑なストーリーではないが、そのときの心情と映像がリンクしていたため、ちょっとうるっとくる場面も多かった。以下、雑多な感想を記す。

・本作の主人公は全寮制の学校にいるという点、家柄にあった振る舞いを身につけなければならないという点、その他、女性としてのという点など様々な制約を受けている。木々の上には大空が広がっているのに木でその光景が遮られているという映像などは、主人公の家柄・性別などによって他にありえたかもしれない選択肢が予め排除されている状況とリンクしていると感じ心動いた。

・郵便配達人は手紙を通じて幸せを運ぶという素朴な考え方が、今では貴重であるように思われた。特にAmazonは受取人が自宅にいる場合であっても玄関前に荷物を置いているので、そうした現在とは全く異なるなと思った。本作のように配達人が受取人に対して直接幸せを運ぶことができるというのも、感染症が広まっていない、受取人と配達人同士の信頼関係、さらには運ぶものが不幸ではない(赤紙などではない)という様々な条件が重ならないと難しいということを感じた。

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本を読んだり映画を見たり美術館に行ったりしています。
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