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クトゥルフ神話TRPG(CoC)はいいぞ。

 現在、第3次ブームの只中にあるTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)。その中でも、幅広い世代で認知度が高いシステムと言えばクトゥルフ神話TRPG(以下CoC)だと思います。近年では動画配信サービスでCoCを知り、「自分達もやってみたい!」とCoC沼に飛び込む若者も多いようです。
 しかし、全くの未経験からCoCをプレイするには覚えなければいけない事が多く、尻込みしてしまう人も多いように見受けられます。そこで、一見難しそうに見えるCoCへの参入障壁を少しでも低くするために、(沼にハマり込んでもらう貰うために、)全くの初心者から中級者までの役に立つような情報を中心に、今後ちまちまと投稿していきたいと思います。

そもそもTRPGってなんぞや?

 本稿では、そもそもTRPGをよく知らない人達に向けての説明をしようと思います。さて、TRPGをWikipediaで検索すると、以下のように記述されています。

テーブルトークRPG、あるいはテーブルトーク・ロールプレイングゲーム(和製英語: Tabletalk role-playing game、英: Tabletop role-playing game)とは、テーブルゲームのジャンルのひとつ。ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)を指す言葉である。

 ここで一番注目して欲しいのが、”会話とルールに従って”という部分です。TRPGとは、自分の使うプレイングキャラクタ(以下、PC)を言葉で動かすゲームを指します。また、そのゲームのルールに当たる部分がCoCというシステム(次回説明予定)になります。

PCを言葉で動かすとは?

 「PCを言葉で動かす」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?TRPGでは、PCを動かすために「宣言」、「ロール」、「判定」を行います。この3つについて、それぞれ説明していきます。

TRPGにおける宣言

 TVゲームなどで自分のPCを操作する際には、コントローラのボタンやスティックなどで操作の為の入力を行いますよね。しかし、TRPGにおいてはコントローラというものが存在しません。では、どうやってPCを動かすのか。それは、プレイヤーが「PCがどのように行動するか」を言葉で「宣言」するのです。例えば「ドアを開けて建物の中へ入ります。」など、PCの動作は全て宣言で行います。TRPGではゲームのルールにさえ従っていれば宣言通りにPCを動かせるため、TVゲームに比べて遊び方の自由度が高いと言えるでしょう。

ロールとは何か

 ロールとは、PCの話す言葉をプレイヤーが話す(演じる)ことを指します。演じると聞くと、ハードルが高く感じられるかもしれませんね。しかし、そう難しいことを要求されたりはしません。例えば、何かのアイテムを手に入れる為にお店に行ったとします。お店に到着したらお目当てのアイテムが売っているかどうか、店員さんに聞きますよね?「ここで○○○は取り扱っていますか?」と。PCの行動に付随する発言をすれば良いのです。慣れたプレイヤーになってくると、先述した宣言とロールを組み合わせてPCを本当に其処に居るかのように表現したりもします。最初は恥ずかしさや難しさを感じるかもしれませんが、慣れていく程に奥が深くなる面白い部分でもあります。

判定って?

 TRPGでは、宣言だけでは分からない事柄や導き出せない結果というものがあります。例えば、「本棚から役に立ちそうな本を探します。」であったり、「扉の向こうの物音を聞きます。」「なんとかしてNPCを説得します。」などといった目標に対して能動的に影響を与える・知ろうとする行動です。そのような行動をPCが取った際に、TRPGでは希望する結果が得られるかどうかをダイスの出目で判定します。また、その出目が幾つ以下ならば成功として扱うという数値のことをCoCでは技能値と呼びます。技能や技能値については後日別の記事に記載するつもりですが、希望する結果を得たい時は大抵の場合、判定に成功する必要があります

 さて、今回はTRPGの概要について説明しました。次回はCoCシステムについての概要を記載しようと思います。(今後の記事は項目ごとにリンクしていく予定です。)
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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