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今日は日記の日

登場モノ

チョッパー:挽肉挽き機の妖精、スーパーモノモデルの責任者

スラスラ:ハムスライサーの妖精、モノモデルの従業員

チョッパーの業務日誌

私は日頃から「様々なお客様のニーズに合ったサービスの提供」とスタッフには演説をぶっているけれども、

そんな私はスタッフ一人一人の違いを認めこれを活かしているか?と言ったらはなはだ疑問が残る。

店の長たる私がそのような態度ではスタッフの成長も見込めず、定着率の低下も否めないだろう。

そこで私はスラスラを例にして行動パターンの違いを分類し、スタッフ個々との適切な関わり方を探ってゆくことにした。

行動パターンは「成果重視型」「社交重視型」「協力関係重視型」「クオリティー重視型」の四分類とした。

まず初めに「成果重視型」の要素はスラスラにあるだろうか?

彼は単刀直入で人の話は聞いていない。他人を表現する言葉は「馬鹿だ」「ハゲだ」「デブだ」の3つしかなく、

彼の喜ぶ成果は私のお菓子をロッカーからくすねて食べることだ。

しかも盗ったことを忘れて、「お一つどうですか」と言い出すのだから開いた口が塞がらない。

しかしそれは彼が「社交性重視型」に分類されるからかもしれない。

彼の信条は楽しく仕事をすることだ。店に多額の借金があるので

生涯社畜として生きなければならない事は理解しているのかもしれない。

また、馬鹿なのか、楽観的過ぎるのか、日々セクハラ行為を繰り返しているにも関わらず、

自分が女子に好意を持たれていると確信している。どう説明したら分かってもらえるのか頭が痛い。

「協力関係重視型」は定型化された仕事を好むとあるが、彼には全く出来ない。

チラシ撒きを頼めば、郵便ポストに入れてしまう有様。人の話も聞かないので、この型に該当しないのだろう。

では創造的な仕事なら出来るかと言えば(クオリティー重視型)、

未だに自分の担当するタレントが盆踊りを踊っているのかクラッシックダンスを踊っているのかさえ

区別できないのに、なにを想像できるだろうか?

こうして書いてみるとスラスラと言う男は全くの役立たずとしか分類できないが、

これは私の偏見だろうか?ああ、課題アリ~としか言いようがない。

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