1冊のノートを使い切って気付いた意識低めのノート術
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1冊のノートを使い切って気付いた意識低めのノート術

こんにちは、niko plusの企画制作を担当する高鳥です。

一つ前の記事で魚島さんが紙とデジタルについて書いていたので、私も「紙に手書き」のいいところを別の方向から考えてみました。

ちょうどいいタイミングでこのテーマを考える切欠になる出来事もありましたので、こちらの記事ではそのお話を。

今年の1月に仕事用としておろしたノートをこの10月で1冊使い切りました。

A5サイズ・157ページのノートで、別売のフリーウィークリーとセットにして使っていました。少し厚めのノートとしては一般的な仕様かと思います。
本格的なメモ魔と呼ばれる人たちと比べるとまだまだ少ない数字かもしれませんが、使い終わったノートを見返していたら個人的におもしろいことが見えてきました。


たかがノートされどノート

みなさんはお気に入りの文具を思い浮かべられますか?
そしてそれを買った時の体験を覚えていますか?

私の仕事ノートは去年の年末頃、次期の所属が新設される部署になると知らされた時に買った物です。

私は元々編集オペレーターとして製造部に所属していました。
だから新規企画や商品開発の部署に配属されるならこれまでと全く違うことに取り組まなければならない。それに打ち合わせやアイデア出しの機会も増えるだろうなと考えて、コンパクトなメモ帳以外にたくさん書ける仕事用ノートを増やすことにしました。

そして某大型雑貨店の文具売り場で “ざっくり使える仕事ノート” と展開されている商品を見つけました。
税込み1,760円。これまで使ってきたメモ帳ノートの倍以上のお値段です。

でも新しいことへ挑戦するために使う物だし、形から入ると思えば……
だったら1年間で1冊使い切れるようにいろいろやってみよう。

そう決めて購入したノートでした。
きっと部署異動の予定がなければ買うことはなかったと思います。消耗品にしては少し多めにお金を出して買った物なので、最初の頃はほんの少し緊張感を持ってページを埋めていきました。

なので、目標より2ヶ月早く使い切った時には小さな達成感がありました。
この1冊は本当に短い期間のノートですが、案外こうした達成感の積み重ねが次への原動力になるのではと思います。

2冊目に色違いも購入済なので、11月からはまた新しい仕事ノートを使い始めます。
感性で気に入った物を使える・物に思い入れを抱けることもアナログ特有の感覚ですね。

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写真で下になっている方が1冊目。
くたびれて背幅も厚くなりました。


紙だからできる仕事ノートの使い方

基本的にずぼらな性格で、きっちり管理することも気の向くままに書き綴ることも得意ではない私ですが、この仕事ノートを使っていくうちに自然とルールのようなものが出来ていきました。

①ページの余白は気にしない
②全部は手書きしない

以上です。

手帳術ノート術の講座なら怒られそうな大雑把ルールですが、個人的には「すること」より「しないこと」を決めた方が気楽で長続きするので……。


〈余白は気にしない〉
自分の仕事ノートには、仕事中のことなら何でも書くようにしました。
個人的なアイデア、セミナーなどで勉強したこと、ミーティングや打ち合わせの記録。
ばらばらの内容がばらばらに書かれていくので、わかりやすくするため、内容が変わる時には余白が半分以上あっても次のページから書き始めます。場合によっては日付のほかに見出しを付けています。

最初の頃はメモが2~3行だけあって残りは余白、なんてページがもったいないと思っていたのですが、後日そのメモを見て思いついたこと、調べたことなどを続けて書くようになっていくとあまり気にならなくなりました。

むしろ大きな余白が残っているページ=まだ手付かずの事が残っているという目印にもなるので、仕事の進め方に迷って手持ち無沙汰に振り返っていると意外な効果があったりします。
ずぼら気味な人は一度試してみてください。
自分への宿題のような、「そういえばこれできてない!」というちょっとした罪悪感がほどよく効いてきます。


〈手書きしない〉
紙と手書きのいいところを探してきたのに突然の手書き否定……というわけではなく、メモ帳や付箋から清書する時間がすぐに取れない時は、とりあえずそのままノートに貼り付けます。

実はこの方法自体は昔からよくやっていました。
勢いで書いたメモその物を見ることで当時の状況が頭に浮かんでくることもありますし、逆にレジュメなどの綺麗にまとまっている資料があるならそれを使わない手はないです。

貼りつけすぎてスクラップブックのようになることもありますが、余白と同様に目立つので、重要なことはあえて付箋や別紙に書き出してよく開くページに貼ってしまいます。

ミーティングで共有した資料やExcelで作成した表も印刷してページに貼っておきます。パソコンにデータだけで残しておくよりも目に留まりやすくなるし、ノート1冊にまとまっていると身軽でいいですよ。


「紙に手書き」が好きな理由

このように使い切った自分のノートを何度か見直すうちに気付いたことは、紙のノートやメモは内容を俯瞰しやすいということです。

「検索性の高さと管理の効率化」がデジタルの利点だとしたら、「全体をなんとなく振り返りやすい」がアナログの利点の一つではないでしょうか。

目的がなくてもぱらぱらとページをめくり、目に留まった文章からまた新しい考えを練るという作業は、最新情報に上書きしていくことが基本のデジタルにはない使い方です。
ページのレイアウトなど視覚的な部分や、手でめくっていく触覚からの情報が一緒に伝わってくることも、紙や手書きのいいところだと思います。

手帳やノートに手書きすることを楽しんでいる人には、未来のスケジュール管理と同じくらい、過去の出来事を書き留めて記録していくことを大切にしている方が多いことも関係がありそうです。


仕事や勉強の成果が目に見える形としてすぐに返ってくることは稀です。
しかし些細なアイデアから打ち合わせの議事録まで、いつか仕事につながる(かもしれない)メモが書き込まれたノートが手元にあれば、「これだけのことはやった」「でもここはもっと出来ることがあるかも」と感じ取ることができます。
ノートの隅に走り書きした落書きがヒントになって、少し先の自分を助けることがある……かもしれません。

それに手書きノート派の方なら共感してくれるかなと思うのですが、使い込んでページがふかふかになっているノートや手帳って、愛着が湧いてきてかわいいんですよね。
気に入っている物を使えばモチベーションも上がります。これも立派なノート術の一つと言っていい、と私は思います。


さて、今回は私が1冊の仕事ノートを使い切った話を書かせていただきました。
この記事を読んでくださった皆さんの中にも、ノート・手帳の書き方マイルールやお気に入り文具の思い出があるのでしょうか。
反対に、新年に手帳を買うけど半年後には空欄が多い…なんてこともあるあるですよね。もし完璧に使いこなせなくても、その時に感じたことを受け止めて残してくれることが紙の一番いいところかもしれません。

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