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『オブジェクト指向 UI デザイン』 に書かれていないもの
私は普段、家の脱衣所で仕事をしているのだが、デスクの隣にある縦型洗濯機がちょうどいい高さということもあり、そこにいつも仕事中に参照する本を積んでいる。洗濯機の蓋もまさか、漬物石みたいに本が置かれることになるなんて思ってもみなかっただろう。それらの本は主に、その時々の仕事に関係するものとか、読みかけのものだったりするから、頻繁に入れ替わっていくのだけど、ずっと置いているお気に入りが、いくつかある。そ
もっとみる野ッカーという新しいアイデア
今年の 2 月、『Web アプリケーションアクセシビリティ』という書籍が、技術評論社から出版された。ウェブアプリケーションのアクセシビリティに関する、576 ページに及ぶ実践的な本だ。
ウェブ制作でいうと、ビジュアルデザインからフロントエンド、バックエンドの実装、CMS などの運用についてまで、様々な書籍が毎年数多く出版されているが、ウェブアクセシビリティを中心的なテーマにしたものは、『 デザイ
新型コロナにおける子供からの家庭内感染 傾向と対策
新型コロナに家族全員感染したので、知見をまとめます。何ぶん個人差の大きいものではありますが、これが地震や台風のような一つの災害の例として、家族で備えるための一助となればと思います。
経緯小学校低学年の子供が高熱、通っている学童で既に陽性者有(小学校で陽性があったと発熱の前日にお知らせが来たが、同じ学童の子だという事は熱を出して学童を休む連絡をした時に知った)。検査して陽性。
2 日後私が高熱、検
Truth Hits Everybody
いくつになっても、自分の好きな作家の新刊が出るのは喜ばしく、胸が弾むものです。これは、そんな浮かれた私が思うままに書き連ねた、ただの妄想です。
銀の本先日、技術評論社から『 オブジェクト指向 UI デザイン - 使いやすいソフトウェアの原理 』という本が発売された。表紙にはタイトルの他に銀色の文字でこう刻まれている。
銀の弾丸、OOUI。
OOUI という言葉が、日本のソフトウェア業界に爆
さようなら、ロスジェネの私
今は売り手市場らしい。
会社の採用担当の人たちが言っていた。
「インターンで職場体験をしてもらって、会社の良さを知り、ぜひうちの会社を受けてもらいたい」
今どきの新卒は、無料で職業体験までできるのか、オープンキャンパスみたいだな、そんな風に思った後、少し胸がチクチクした。
羨ましかった。
内定して、入社式があって、研修があって、同期がいる。人事のカリキュラムに添って、丁寧に指導してもらい、経
大切なものは目に見えない
病気というのはむしろ、遺伝的に受け継がれた個人の特質全体と、その個人のまわりの環境とのあいだの(変異と、その人物の状況と、生存や成功というその人物の目標とのあいだの)不調和によって引き起こされる特定の不具合として定義される。最終的に病気を引き起こすのは異変ではなく、ミスマッチなのだ。
これは、シッダールタ・ムカジー ( 訳: 田中 文 ) の著書『 遺伝子-親密なる人類史- 』にある文だが、なぜ
処方箋としてのデザイン批評
デザイナーは 30 代後半になると、プレイヤーとして採用されることが減ってくる。ずっとプレイヤーでいたくても、まわりはそれを許してくれない。私の同僚に、自分で手を動かしている 50 代の現役デザイナーなどいない。
センスが枯渇するから? 感覚が古くなるから?
どうだろうか、ディック・ブルーナの引退は 84 歳。それに比べたら、40、50歳なんてまだヒヨッコ。新しい感覚についていけなかったとして
新しい道具と新しい思想
ツールは所詮、道具、重要なのは何が作りたいか、だ。
なんて、よく言われるけれど。私は新しい道具が好きだ。
新しい道具を使うと、新しい考え方が自分にインストールされるから。
新しい道具が出てくると、いつも
「いずれなくなってしまうかもしれないのに、それを苦心してマスターするのは時間の無駄だ」とか
「今までのもので十分対応できるし、使い慣れたものの方がより早く作りたいものが作れる」とか
「道