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【コニーの考え】僕の指導理念

※この記事は8分で読めます。

昨日草津会場でT&Sとして初のスクール展開を行った。
小学生・中学生・高校生が同じ空間でバスケをする新クラスだ。
3カテゴリー同時に指導するのは自分も初めて、子ども達も初めてだったと思う。
だからこそドキドキ感があり、すごく刺激的な時間だった。いつもより難しいドリルや対人練習があったと思うけど必死にやってくれていた。

そこで最後に伝えたことは"バスケの技術が優れているからといって偉いわけではない"ということ。
これは当たり前だけど多くの子ども達が勘違いしてしまいがちな部分だと思う。

僕が伝えたいのは"姿勢"だ。
バスケットに対する姿勢
楽しい練習も全力で取り組んで
厳しい練習でも取り組んで
難しい練習でも頭を使って取り組んで
体育館を出る時に"今日も頑張ったな〜"と思えるか。

バスケットの技術はバスケをしている時にしか価値を出せない。
でも姿勢の大切さは日常生活、生きていく場面で大切な瞬間が何度もある。
僕は11年バスケットをしてきたけどこの事を強く思う。
この"技術ではなく姿勢"に視点を置くことは園児さんが対象であろうがエンジョイクラス(初心者向けのクラス)、WORK TIMEであろうが変わらない。

僕は今年で指導者としては4年目になる。
指導者になるまでは自分がこの立場で仕事をするだなんて考えられなかった。

そして指導者になってからはたくさん指導の勉強をした。そこで自分の指導理念が出来た。それについて正直に書こうと思う。

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よく保護者の方から言って頂くことがある。
「もっと厳しくしてください!」
「ビシバシお願いします!」

この声はたくさん頂くことがある。
勝手な解釈だけど有難いことに僕のことを信頼してくれている、頼ってくれていると思いすごく嬉しい気持ちになる。
指導者は子ども達、支える保護者の方がいて初めて成り立つもの。1人では何も出来ない。

ただ申し訳ないことに僕は指導をする上で厳しく指導することはない。

これは誰に何を言われようと変わらない僕の指導理念。
厳しい指導は簡単に未来を潰す手段だから。

例えば僕がA君という子に"ちゃんとやれよ!走りきれ!サボるな!"と声を荒げたらどうなるか。
A君はしっかり僕の要望に応えてくれる。
ちゃんと頑張るし、走るし、汗をいっぱいかいてくれる。

当たり前だ。

コーチに言われたらやるしかない。

頑張りたくなくても頑張ってしまう。

拷問と同じだ。

僕が一生懸命声を荒げることでA君は上手くなった、活躍出来たとする。ではすごいのは誰?
僕だ。僕が一方的に強制的に命令をしたからA君は言われた通りにしただけ。

これの何が問題か分からない指導者はいないと思う。

この厳しい指導を続けるとA君は誰かが命令してくれないと動けない、頑張れない人になってしまう。

いわゆる"指示待ち人間"の出来上がり。

僕はそんな人間が大嫌いだ。自分ではなにも行動出来ない人は常に出来ない理由を探して、ただ毎日をダラダラしている。
なぜこんなに嫌いかというと、指導者になる前の自分も誰かに言われるまで何もしない、出来ない指示待ち人間だったから。

話を戻す。

これがSwitchのゲームだったらどうだろう。
"ちゃんとゲームやれよ!5時間ぐらい熱中しろ!"
同じように厳しい言葉をかけなくても、勝手に子ども達はゲームを頑張っている。
平気でご飯を食べる時間を過ぎるし、今ならネットを使って攻略法を調べたりもしている。
この自主的行動が未来に繋がる行動と思う。

だから世の中のことをゲーム化して子ども達に伝えるとほっといても夢中になって取り組んでくれるだろう。
またCMのように「バスケットは楽しいんだ!」という姿を子ども達に見せることが指導者のすべきことだ。


僕は厳しくない環境で自分に厳しく出来る人になってほしい。
だから僕は強制的に動かすことはしない。
厳しくするも、楽しむことを優先するも子ども達が決めれば良い(もちろん相談はいつでも聞く!)

これが僕の指導理念

コニー


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