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働き方改革!様々なシステムを取り入れることでより働きやすい職場に進化中── ニッコーバンの舞台裏【#05】

絆創膏を通じて、多くの人の”働く”を支えたいという想いで、昭和27年の創業以来、絆創膏ひとすじにやってきた日廣薬品。この連載企画『ニッコーバンの舞台裏』では、私たちのことをより知ってもらおうと、日廣薬品で働くメンバーにスポットを当てていきます!

今回紹介するのは、杉並工場課長高橋(たかはし)。

高校卒業後に杉並区にある日廣薬品杉並工場に入社以来、先輩の指導のもと日廣薬品のものづくりに20年以上携わってきた高橋。中堅の立場となった今、日廣薬品の技術を継承していく中で、大切にしていることや後進の育成で大切にしていることは何か? 詳しく聞いてみました!

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製造業で働こうと決めていた!

ーー 高橋課長、今日はよろしくお願いします!

高橋:
どうぞよろしくお願いします。

ーー まずは高橋さんが日廣薬品に入社したきっかけから教えていただけますか?

高橋:
就職活動にあたり、製造業に行きたいという気持ちは決まっていたんです。理由は、自分には営業や事務は絶対無理だなと思っていたからです。学校に求人がきていた日廣薬品は、工場が杉並にあり、都内で通いやすいのも良かったです。でも最後の決め手は、在学していた工業高校の先輩も多数入社されている実績がありましたので安心だなと思い志望しました。

ーー 実際に入社してみていかがでしたか?

高橋:
予想よりも多い、5名もの先輩が当時在籍していたことに驚きました!仕事についても、諸先輩が1から丁寧に教育してくださり安心して働き始める事ができました。

--日廣薬品の工場は様々な作業工程がありますが、どんな工程を担当されてきたのですか?

切断工程という重要なポジションに配属

高橋:
まず入社後、最初に配属されたのが絆創膏製造の重要な工程の1つ『絆創膏切断機』のある切断工程です。(下のイラスト黄色丸部分)

ニッコーバンの工程図:黄丸部分が切断工程

-- それは緊張しますよね。不安はありませんでしたか?

高橋:
もちろん最初は、自分がこのような大役を任していただいたことに緊張と不安を感じました。でも、先輩方の手厚いサポートがありましたから責任の重さに負けることなく徐々に仕事を覚えていきました。

包装室での作業風景(撮影用にマスクをはずしております)

ーー 先輩方のサポートがあると本当に心強いですよね。

高橋:
はい。そうですね。その後も様々な工程に配属され、この20年でほぼ一通りの作業に携わり経験を積みました。

-- ところで、仕事をしている上で大切にしていることは何ですか?

高橋:
工場には【間違いのない製品】という創業より大切にしている言葉があります。実際作業してみるとわかるのですが、これは本当に難しいです。
でもその言葉を大切に日々実践し、間違いのない百点満点の製品を製造しています。

原材料には天然由来のものを多く使用していますので、気温や湿度などにも影響を受けることがあります。マニュアルはありますが、言語化あるいは数値化が難しい感覚の部分も結構残っていて、例えば布のテンションなどがそうです。これをどう伝えていくか、後進の育成の際にもその点はより丁寧に注意を払いながら教えています。

ーー 今は課長職についていらっしゃいますが、仕事内容はスタッフ時代と比べてどのように変わりましたか?

高橋:
課長職は、以前の現場作業とは全く異なり、事務仕事が多くなりました。
ただ、事務室にこもっていては部下の現状は見えてこないので、極力現場に出向くようにしていますね。

具体的にお話しすると、私が作業を観察し、その場で気づいた点をスタッフに確認したり、逆にスタッフから質問を受けたりすることでエラーを未然に防ぐなど改善できることもあります。

課長になって3年経ちましたが、コミュニケーションを密にすることでより社内のスタッフと良い関係性を築けていると思います。

苦手意識のあった事務仕事にも真摯に取り組む

ーー 入社時のお話で、事務仕事は苦手と仰っていましたが実際にやることになっていかがですか?

高橋:
課長になって今年で3年目ですが、作業スタッフの時代とは180度異なる仕事内容にはじめは戸惑いもありました。ですが、前任者からの引継ぎ中も時間を割いて復習を行い段々と事務仕事にも慣れてきたところです。

-- 特に大変なのはどんな仕事内容ですか?

高橋:
私は今【保管管理責任者】を任されています。
これはどんな仕事かと言いますと、原材料などの発注、在庫管理などで、これは大変気を使う仕事なんです。判断を誤ると工場がストップしてしまいますから、発注量や納期に細心の注意を要します。そのため、仕入先とは密なメールや電話、可能であれば対面で会うなどすることで徐々に信頼関係を築き、突発的なことにも柔軟な対応が出来るようになるよう日々励んでいます。

-- 責任の重いお仕事ですね。

高橋:
はい、そうなんです。大変な分、やりがいがあります!
工場長の務台にも、気軽に相談できる関係なので2人で力を合わせ業務にあたっています。

左:高橋課長、右:務台工場長

-- 素敵な関係ですね。これまでの仕事で1番印象に残っていることを教えてください。

高橋:
今まで色々ありましたが、やはり1番思い出深いのは【プラチナバン】の開発に携わったことですね。

以前、マーキュロバンという長年お客様にご愛顧いただいた商品があったのですが、原材料の入手困難などによりやむなく廃盤が決まり、それに代わる商品の開発が決まりました。

仕込み工程(絆創膏を作る)の担当であった私が開発チームのメンバーに選ばれました。配合する成分の選定から始まり、研究所と一丸になって研究開発に取り組みました。

--どのくらい開発期間がかかったんですか?

高橋:
プラチナバンは抗菌成分であるプラチナの微粒子を粘着剤に配合しているのですが、成分を粘着剤に混ぜ込むことは一筋縄にはいかず、いろいろな方法を試し、完成まで1年以上の歳月を要しました。

左:廃盤になったマーキュロバン、右:高橋さんが開発に携わったプラチナバン

-- それは初耳です。開発に携われるなんて、高橋さんは貴重なご経験をされたんですね。

高橋:
はい、経験できて良かったです。ですから大変苦労したので私自身、プラチナバンには思い入れがとてもあります。

ーー 確かにそうですよね!

高橋:
もちろん、プラチナバンだけでなく、ニッコーバンやその他の商品にも思入れがあります。全商品のすべてに日廣薬品のこだわりがありますから。

-- 創業から70年以上、みんなで紡いできた日廣薬品の技術を後世につなげていきたいですね。

高橋:
本当にそう思います。3代目の現社長になってから工場も多能工化を進めています。このようにすることで、いろんな工程を経験できますから仕事に変化がありますし、互いの工程を補えるから休みも取りやすい。また評価制度もあるので年齢問わずに頑張った分は正当に評価され働き甲斐があります。

-- 現場スタッフは工業高校出身者が多いと聞いていますが、やはり工業高校で勉強をしていないと工場勤務は難しいんですよね?

高橋:
いえ、そんなことはありません。中途採用をすることもありますし、工業高校出身者に限らず1から丁寧に教えていきますから、学校で専攻していなくても安心して欲しいです。工場で求めているのは、向上心がある人ですね。私たちと一緒によりよい職場を作ってくれる仲間が欲しいなと考えています。

1度試せば、刺さる人は絶対いるはず!!

ーー 最後に、このnoteを読んでくださっているお客様へ伝えたいことはありますか?

高橋:
まだ日廣薬品の絆創膏を使ったことが無い方が多いと思います。ですから、1回使ってみて欲しいんです。試してみたら、刺さる人は絶対いるはず。
日廣の絆創膏を知って欲しいという思いから、私自身、務台工場長と焼肉行った際にお店の方にサンプルをプレゼントしたこともあります。

ーー プライベートでサンプルを差し上げたりしているんですね!

高橋:
そうです。特に飲食業の方は、ケガすることもあると思いますし、そもそも絆創膏は貰って困るものではないからプレゼントしてみました。とにかく【まずは1回使ってみてください】という気持ちがあります。

ーー 知らない方には、ぜひ使っていただきたいですよね!

高橋:
本当にそうですね。HPからサンプルのご請求をしていただけますので、ニッコーバンやプラチナバンを使ったことが無い皆さん、ぜひお試しください!

▼▼▼サンプルのご請求はコチラ▼▼▼
お問い合わせ|日廣薬品株式会社 (nikkoban.jp)

編集協力:日廣薬品 企画部

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