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日経って役に立ってますか?

次の日経を考えるチームでは「そもそも日経ってなんなのか」というところから考えて、新規事業を作っています。

■最近社内で流行りなのが「役に立つ日経に変えよう」という言葉

昔がどうだったかは別にして、今は個が発信できる時代が到来し、世に情報が溢れかえっています。

ユーザーの役に立たないと、情報産業の中で生き残れないんじゃないか?

と考える社員が増えてきているようです。

■じゃあ役に立つってなんなのか

ここまでの発想には至るものの、「じゃあ役に立つってなんなのか?」というところはあまり議論されません(というかなかなか答えがみつからない)。

なので「役に立つ」を私なりに分解してその要素を取り出してみました。

世の中で「役に立っている」と言われているものから考え、「役に立つ」の4要素を出してみました。

役立つとは、
1. 自分の行動が効率化する(行動の効率化
2. やっていなかった活動につながる(選択肢の拡大
3. いまより自分が良い状態になる(状態の改善
4. 危険を回避できる(危険の回避
のいずれかではないか。

■こう考えると日経が「役に立つ」のはなかなか難しいかもしれない

そもそもとして、行動を効率化させたかったり、選択肢を広げたかったり、状態を改善させたかったり、危険を回避したかったりすれば、すでにもうなんらかのサービスが存在しているはずだからです。

このスタートアップ全盛時代に、わざわざ日経が今から入り込むスキマなんてなかなかない。

繰り返しになりますが、選択肢を広げればいいんだ!危険を回避してもらえばいいんだ!頑張れば楽勝じゃん!と一見思うのですが、問題はすでにそういうサービスは世の中のベンチャースピリットのある方が数百万回考えに考えていまの世の中が成立しているはずなのです。

■「役に立たない」日経でもいいんじゃないか

そもそもみなさん、かつて新聞を購読していた時、雑誌を購入した時、「これは役に立つはずだなぁ」と思って購入していましたか?

少なくとも私は違う気がしていて、自分の気になる有名人のインタビューが載っていたり、自分が打ち込んでいる趣味の特集がされていたりとか、どちらかというと楽しみたいという気持ちで物を消費している気がします。

そう考えると、「役に立とうとしているところそのものが間違いだったんじゃないの!?そもそも日経って役に立ってきたのか?もっと素敵な方法で世の中にgiveする方法ってあるんじゃないか?」という結論に至りそうなのですが、あなたはどう思いますか。あなたにとって日経って役に立ってますか。


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