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昔の職場でのできごとを、ちょっと振り返ってみた・その3

こんにちは。
現実派★色いろセラピストの吉田美穂です!

ご訪問ありがとうございます!

昔のできごとを振り返ってご紹介するシリーズで、派遣社員時代のことをお話ししている3回目です。

大手通信会社(K社)に派遣されていた私が、D社との合併を経験し、そのあと派遣契約が打ち切られたというところまで話が進んでいます。

過去2回の記事は以下です。

というわけで、今日も続きをお話しします。

契約打ち切りのあと、年末までは普通に頑張って仕事しました。

契約期間はその年の年末までと決定し、私はD社の正社員の女性に引継ぎをおこなうことになりました。

しかし合併して間もないこの時期、お互い忙しすぎて引継ぎどころではなく、たとえ私の手が空いても、D社の社員の手が空かないという状態。

私の方はたまたま運よく次の派遣先が決定し、年明けから同じビル内の新しい部署に出勤することになっていたので、とにかく年内に引継ぎしないといけないということで、私は時間ができるととにかく引継ぎマニュアルを作っていました。

いろんな画面のスクリーンショットをとり、手順書を作り、困った時の対処方法をまとめ、「これを見れば引継ぎなしでもわかる」ぐらいのものを目指して頑張りました。

そうこうするうちに、年末の大掃除を経て、私の最後の出勤日になったわけですが・・・。

最後の出勤日

最後の出勤日となり、終業時間近くにフロアの全員が集められ、あいさつを促されました。

そこで、「皆さん今日までありがとうございました。K社時代からお世話になっていて、仕事にも慣れてきたところでしたが、残念ながら契約打ち切りとなりました。私としてはもう少し皆さんと仕事がしたかったのですが・・・。年明けには別の部署に移りますが、同じビル内ですので、見かけたらぜひ今まで通り、お声をおかけください。ありがとうございました」

というようなことを言いました。
ネットワーク事業部から顔を出していた社員の方(もとK社の方)からは、「いい仕事してくれて助かってたのに、辞めちゃうのかよ~」と言ってもらえて、ちょっと救われました。

もとK社の社員と、もとD社の社員。
それぞれの、私に対する評価がハッキリと分かれていたことに、私は気づいていました。
そして、その理由も。

そこで、意を決して、私はある行動に出ました。

最後の出勤日に支店長と課長に・・・。

当時の私は「若気の至り」というか、負けず嫌い?というか、自分の中の正義感が許さないことがあったので、最後の出勤日、帰宅直前に支店長と課長にメールを送りました。

以下、その時の内容を思い出しつつ、再現してみます。
文面はたぶん全然違っていたと思いますが、だいたいこんな内容でした。


このメールをお読みになる頃には、私はそこにはいませんが、どうしてもお伝えしておきたいことがあり、こうしてメールをお送りしました。

まず、私たちのような派遣社員は、いわゆる新入社員研修というものを受けていないということです。
必要に応じて、上司や正社員からの指示を受けて仕事をするという立場です。

つまり、会社が提供しているすべてのサービスやその内容、申込方法、事務処理のやり方などを把握するということは事実上難しく、正社員などの説明を受けながら処理していく形になってしまうのは、最初はある程度仕方のないことです。

K社の社員は、営業社員であっても、事務的な処理のことなども含め、仕事の内容をきちんと把握しています。
その上で、時間がなくてやりきれない処理を派遣社員に頼むというスタイルでやってくれているので、最初に仕事を頼むときにきちんと説明してくれますし、途中でわからないことがあっても質問すれば正確に答えてくれます。

そうやって少しずつ仕事を覚えていけるので、派遣社員としては大変仕事がしやすかったです。

ところが、D社の社員は、「これやっといて」とすべて事務員に投げてしまいます。しかも、「わからないからやっといて」というスタンスです。
これでは、任された派遣社員は何をどうしていいかわからず、営業社員に聞いてもわからず、結局カスタマーサービスなどの部署を調べて問い合わせるなどしないと、その仕事を完了することができません。

仕事というのは、頼む側がきちんと内容を理解し、頼まれた側の進捗状況などを見ながら正しい方向に導いていくのが良いと思うのです。
頼む側が仕事内容を把握していないと、正しくできているかわからないまま進めることになってしまい、場合によってはクレームにつながることもあるでしょう。
そうなった時、全責任を派遣社員に押し付ける形になってしまっては、みっちり研修を受けてきたわけではない派遣社員が大変な思いをすることになります。

もし、何もわからないところから自分で何とかして成長していくのが派遣社員であり、正社員は自分がわからないことを派遣社員に任せるというのが社風だからということであれば、それは仕方ないと思います。

ただ、私はやはりK社のように、正社員こそ自社のサービスをしっかり理解し、正しい指示が出せないといけないと考えます。

大変残念ですが、今の体制が変わらない限り、私の次に来る派遣社員は長続きしないかもしれません。
ぜひ今後の社員教育や派遣社員の扱いについて、改善していただきたいと思っています。

最後になりましたが、今までお世話になりました。
ありがとうございました。


年明け、ちょっと笑えることがありました。

いやぁ・・・生意気なメールを送ったものです、20代の自分。
今の私だったら絶対無理だわ(笑)。

組織の中で働くということがどういうことか、わかってないですよね(笑)

でもね、あの時の自分は、とにかくK社とD社の社員の「仕事に対する姿勢」と言いますか、「プロ意識」の違いにびっくりしたのと、これから派遣されてくる人がかわいそう!というのと、両方の気持ちが強すぎて、「えぇい!最後だし送っちゃえ!」と勢いで送信ボタンを押してしまいました。

実は年明けにびっくりなことがあったんです。
私が辞めた後に残っていた派遣仲間と、街でばったり会ったんですが、その時に彼女が言ったんです。

「あなたの後に来た派遣社員が、一週間で辞めてしまいました」

なんと!
年末に私が支店長と課長に送ったメールに書いたことが、現実になってしまったようです。

笑っちゃいけないけど、ちょっと笑ってしまいました(笑)。
まさか、こんなに早く結果が出るとは・・・。

そしてその数日後。
社員食堂で、支店長とばったり会ってしまいまして・・・。

支店長が、「申し訳なかった!送ってもらったメールの通りになってしまった。今後の社員教育について、ちゃんと整えないといけないと思ってる」と言ってました。

そこで「いえいえいえいえ。私の方こそ、あんな生意気なメール、申し訳なかったです」と返しました。
支店長は関西人。何となくお互い笑ってしまって、スッキリしてその場を後にすることができました。

で、そのあと、その部署はどんな感じだったか、不明なままです(笑)

次回は、この時の経験が現在の私に与えた影響などについてお話しします。

余談ですが、日頃はTCカラーセラピー、Kanaiプレートアート、あとはちょこちょこタロットなどをしています。

ブログは以下の通りです。



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